11月11日。そう、ポッキーの日。
ポッキーの日と言えばポッキーゲーム
ふざけんなぁぁぁ!なんで縦棒多いだけでポッキーゲームするねんあんなのリア充のゲームだろうがリア充爆発しろ!!!
「テオくん負のオーラ凄いよ…」
そうしゅんに言われて俺が鬼瓦みたいな顔してた事に気づいた。
「あーごめんごめん(笑)てか何?なんか用あった?」
「今日ポッキーの日じゃん?だからみんなでポッキーゲームやろうって話になってて」
「はぁ?ポッキーゲーム?なんだよそんなのリア充の遊びじゃんかポッキーゲームってちょっと待って皆って?皆って?誰来んの?」
「え、フレントくんとかひかるさんとかピンキーくんとかじんたんさんとか…」
「しゅん俺行くわ俺するわポッキーゲーム」
じんたんもするって事はじんたんとチューできる可能性あるって事だろ?どうせ叶わない恋なんだ、こんな時ぐらい夢見たっていいだろ
「……テオくん…(笑)」
しゅんは俺がじんたんのこと好きってわかってるんだろうな、だから誘ってくれたんだとおもう。
でも笑うな!!!!!!
「ポッキーめっちゃ大量に買ってきたー」
じんたんが箱をバラバラと床に落とす。
「どうやってペア決める?」
とピンキーが。
「くじでいいんじゃね?」
とひかるちゃんが。
俺のくじ運よ……ここでじんたんと一緒に…!
「せーのっ」
俺は…3。
じんたん3こいじんたん3こい
「俺…4だ」
…ウソだろ…。他の奴とキスしてんの見せられんのか…、代償が大きすぎる…。
「じんたんさん俺と交換しよ」
しゅんがそう言ってじんたんの紙と交換した。
「え、うん、3だ」
っしゃぁぁぁぁぁ!!しゅん!ナイス!
しゅんを見ると目が合った。
ニコってされて、俺のために変えてくれたんだなって分かった。
しゅん大好きだぜ!!!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。