千羅目線
なんであなたあんなこと…
あれは、妹なのに…
そういえばあなた会ったことなかったな、
今度は俺のせいであなたが離れてまう…
どこや…いくら呼んでも出てこうへんし、
探しても出てこない…
まずはあなたの家に行こう。
友達の家か…
うらたん達の家に泊まるのは考えたくないから、
美門さんの家に行こ。
そうやった…こいつもあそこにいたんやった
美門さんの家にもいないってことは、
はぁ…男の家にいるってのは考えたく
なかったんやけどな…
やばい…インターホン押したけど緊張してきた。
もしあなたが俺を嫌って、あの4人と楽しんでたら…?
いると言って欲しいし、いないとも言って欲しい。
心がぐちゃぐちゃしてる、
あなたがいない。
それで他の男の所に行っていないという安心と、
あなたがどこに行ったか分からない不安が
混ざり合った。
俺は直ぐに話が聞きたくてまふくんの肩を掴んだ
まふくんが見せたスマホには、
手首を手錠で拘束され服を乱されているあなたの写真が映っていた。
その瞬間俺の中の『怒り』が爆発しそうになった
そんなん、言われなくても場所行くやろ。
アホか
2人とも一緒に考えてくれてはる…
あの2人まで!?
みんな、あなたの事が大事なんやな…
この気持ちは『嫉妬』ではなく、『喜び』だった
あなた、必ず助けるからな…!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。