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第5話

入院生活
ふぅ……暇だなぁ。

"トントン"

斉藤梨花
すずぅー!
花村すず
梨花ー!!
梨花は小学校のころから仲のいい友達。

斉藤梨花
倒れたって聞いたけど……大丈夫?
花村すず
うん!大丈夫だよ!
斉藤梨花
よかった……


それから、話すことに夢中になり、気づけば20分程経っていた。

斉藤梨花
もうすぐテストだから、勉強しないと。
花村すず
そうだね、頑張って!
斉藤梨花
ありがとう、じゃあね。
花村すず
来てくれてありがと〜。

みんなお見舞いに来てくれるなんて……


幸せ者だな。





でも……



病気さえ、治ってくれれば……





と思う自分がいた。












"ガラガラ"







お父さん
すず、来たぞ。無理してないか?
花村すず
お父さん!?


普段は中々仕事でお見舞いなんか来てくれないのに。




…………それだけ、病気が進行してるのかな。



ダメダメ。



こういう時こそ、プラス思考でいないと。

花村すず
っていうか、お父さんがお見舞いって久しぶりだね。
お父さん
そう……だな。

トイレ行こうかな。
花村すず
じゃ、ちょっとトイレ行ってくる。
お父さん
通路まで行こうか?
花村すず
ううん、大丈夫。
お父さん
気をつけてな。


そして、私は病室を出た。




本当に心配性だな。



トイレくらい一人で行けるのに。



ゆうかさん
こんにちは〜。
花村すず
こんにちは。
ゆうかさんは昔から私に良くしてくれる看護師さん。



すごく優しくて、落ち着くの。





ゆうかさんがいるなら、ちょっと安心。
ん?


視界が……ぼんやりする。




物が重なって見える。




呼吸が少し苦しくなる。









"バタッ"


ゆうかさん
すずちゃん!?大丈夫!?聞こえますか!?


ゆうかさんの呼ぶ声が聞こえる。



あぁ。



また倒れたんだ。












私…………







もう長くないんだな。



ゆうかさん
朝倉先生呼んで!!
看護師
は、はい!!






樹吹……






私……



クリスマスまで生きられるかな。







デートしたいよ。







私……頑張るからね。






そうして、また私の意識は薄れていった。