無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第16話

樹吹の想いが詰まった箱
"トントン"
町田佳奈
佳奈です。
私はためらいつつも、ドアを開けた。
町田佳奈
手紙のことと今日のことは本当にごめんなさい。
自分で自分をコントロールできなくなって……何が正しいのか分からなくなってた。
私ももう帰るから……最後に一つだけ言いたいことがあって……

最後に一つだけ言いたいこと?


私に?
町田佳奈
手紙の中に鍵が入ってたでしょ?
花村すず
あ……

そういうと、佳奈さんは紙袋から何か箱のようなものを取り出した。
町田佳奈
これ。来栖さんから預かったの。すずに渡せって。樹吹からの想いが詰まってるらしい。
この箱の中に樹吹からの想いが?



どういうこと?




それにしても古そうな箱。


鍵穴がある。


あの鍵で開けるってことか。


町田佳奈
それだけだから。じゃ。
そう言って佳奈さんは私の部屋を出た。




"ガチャ"


私は鍵を開けた。


箱を開けると……



黄色の封筒と黒い封筒。

それに、小さいメモ。


そのメモには……

『黒い封筒の方から読んで。』

と書いてあった。


色に意味があるのか……と思いつつも、私は黒い封筒を開けた。


中も黒い便箋だ。


私は深呼吸をして、手紙を読んだ。