第5話

グランカート家
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2019/05/06 16:29
事件翌日、大層な城には、紫色のロングヘアーの
白い綺麗なロングスカートの女性が、
優雅に紅茶を飲んでいた。彼女はグランカート家
の主、ベルモント・グランカートの妻、
ナターシャ・グランカートだ。
ナターシャ「はぁ、マリエイヌったら、
また乱暴な事して......あれさえなければ
可愛いんだけど.....でも可愛いのよねー❤️」
そう、ナターシャはマリオやルイージを
溺愛している、いわゆる親バカである。
ちなみに夫のベルモントは普通である。
???「お母さんったら、相変わらず
子供に甘いんだから。」
はぁ、と溜息をついて呆れている
女性の名は、イヴ・グランカート、
グランカート家の長女である。
ナターシャ「いいじゃない、だって
子供は元気が一番なんだもの!」
イヴ「あのね、そんなに甘やかしてたら
とんでもないことになるわよ?」
ナターシャ「んもうっ!イヴは
大げさねー!マリオ達はそんな事は
しないわよ!」
イヴ「そんな事って何よ💧」


一方、厳つい表情の銀髪の男性は、
図書室で静かに本を読んでコーヒーを飲んでいた。
彼がベルモントだ。
???「親父、今日仕事休みか?」
話しかけたのはメガネをかけた青年。
ベルモント「チェスターか、あぁそうだ」
彼はチェスター・グランカート、
長男である。
チェスター「俺はこれ読もうかな」
推理小説を棚から取り出して、
読み始めた。


さらに一方、

???「いよっしゃー!ドンドン
こい〜!!」
???「あ、待って!」
庭でサッカーをしている少年達は
グランカート家の次男と三男。
???「なんだ、もうへばったのか、
カイル?」
???「ハーツ兄さんがつよいんだよ!」
ハーツ「サッカーってのは?
こうやるんだよ!」
ハーツはボールを強く蹴り、宙を舞い、

ガッ

???「いたい!」
二人「!?」
金髪のツインテールのピンクのワンピースを
きた6歳の少女、カリーナ・グランカート
の頭にサッカーボールをぶつけてしまった。
カリーナ「うわぁぁぁぁん!!」
カリーナが泣き出し、あたふたする
二人、そこにいち早く現れたのは
マリオだった。
カイル「あ、マリエイヌ......。」
マリオ「.........なんかやったか?」
ハーツ「い、いや、ちょっと...ボールを
ぶつけちゃってさ......😰」
マリオ「どこに?」
ハーツ「頭......」
マリオ「誰が?」
ハーツ「.......。」
ハーツは恐る恐る手を挙げる。
マリオ「気をつけろ。」
ハーツ「はい😱」
カイル「弟に頭下げるなんて
情け無いねぇ?」
マリオ「あんたもな」
カイル「あ、はい」

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ルイージ「Zzzzzzzzz」
マリオの双子の弟のルイージは
可愛らしい寝息を立てて眠っていた。
すぐそばには、ニヤニヤとその可愛らしい
寝顔をガン見している少女、パルテナがいた。
パルテナ「(尊いですわ)」

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ナターシャ「パルテナちゃん、よく
うちに来るわねー、ルイメイヌの
事大好き見たいだし。」

イヴ「あー、あの緑髪の女の子ね。」

ナターシャ「あ、後、リンダちゃんもね。
もしかしたら将来、マリエイヌがリンダちゃん
と結婚したりして!!」

イヴ「まぁ、いいと思うけど、マリエイヌ、
寝起きだととても気性が荒いからリンダちゃん
危なくない?」

ナターシャ「あ」

続く

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