あなた「井上瑞稀…」
瑞稀「何してんの?びしょ濡れで」
あなた「別に…」
瑞稀「誰?」
あなた「え?」
瑞稀「誰にやられたんだよ」
あなた「いや、その…」
瑞稀「はぁ…隠すな、はしもっちゃんに言うぞ」
あなた「べ、別に…いいですけど…」
瑞稀「好きじゃねぇの?」
あなた「あ、いや、その、別に好きな人いるんで…////」
まてまて、本人に言ってるんだけど…
はずいやん…////
瑞稀「誰?」
あなた「えっと…関係ないから…井上瑞稀には…」
瑞稀「俺に関係ないんだったら聞いてない」
あなた「…////」
瑞稀「誰?」
あなた「やだ…絶対言わないです…」
瑞稀「じゃ、作間は?」
あなた「し、知ってます…」
瑞稀「ま、いいや」
あ、いいんですか
瑞稀「着替えろ、ん」
((ポフッ
あなた「え…」
井上瑞稀に投げられた紙袋を開けると…
あなた「なんで服が…」
瑞稀「着替えねぇんだろ」
あなた「いや…」
瑞稀「嘘つくな、体操服持ってきてねぇくせに、制服濡れて」
あなた「すみません…ありがとうございます…」
瑞稀「俺、廊下で待ってっから」
((ガラガラッ
え、いや、イケメンかよ
しかも、うちの好きな系統の服やんか
やば…惚れる…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。