第112話

少し背の高い君🦅
492
2020/06/24 15:00
授業中、なんの合図か知らないけど、やたらと目線を合わせてくる君。

飛んできた紙を開いてみれば、

"先生チャック開いてる"

なんてどうでもいいことを伝えてくるのだろう。

しょうがないから、

"あっそ"

3文字だけ書いて私も飛ばした。

すると君は、少し不貞腐れたようにほっぺを膨らましたあと、何かをおもいついたように歯を見せてニヤついた。

また飛んできた紙には、

"このあとようじある?"

急いでいてくちゃくちゃな文字と、漢字で書いてないことに、つられて笑ってしまった。

君の方に視線を向ければ、恥ずかしそうに目を逸らす。

"あいてるけど?"

紙を開いてみた君は、小さくバレないようにガッツポーズをした。

校門の前で待ってた君は、さっきよりも楽しそうにしていた。

私は少し背の高い君の肩をコツンとどついてやった。

−fin−
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読んでくれて、ありがとうございます!
更新が遅くなってしまってごめんなさい🙇💦
北斗、映画決まりましたね!
森七菜ちゃんとW主演!
しかし、恋愛モノ………😥
映画館で発狂しないように頑張ります!😂
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