第21話

ドライヤー🦅
783
2020/03/05 15:16
「起きないかな。」

彼がうたた寝している間にどライアーをかけようと、恐る恐るスイッチを入れたら、

『んん…』

やっぱり起きてしまい、すぐさまスイッチを切る。

「ごめん起こしちゃった」

『もうせっかくいいとこだったのにー』

まだ半分寝ぼけている彼の事を可愛いなぁなんて思っていると、

『起こしたから、責任とってくれるよねー。よし夢の続きをしよう』

「え」

まだ髪も乾かしていない私のことを持ち上げると、寝室へ向かった。

「ねえどんな夢見てたの。笑」

『こういう夢に決まってんだろ!』

ムードというものはねぇのか!
って照れながら言う北斗はどこか可愛い犬だった。

−fin−

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