今日は幼馴染4人で遊んでいた。
よくあるみたいに男女2人ずつ。
全員成人したから、お酒飲もうって調子乗ってたら2人は寝ちゃった。
そう、これもよくあるみたいに男女ずつ。
『2人とも寝ちゃったね』
「何目輝かせてんの」
『俺らだけだね!』
「はいはいそうですね」
『そういえばジェシー彼女できたらしいよ』
「え⁉裏切ったんだ…」
『どういうこと?』
「あの子ジェシーのこと好きだったの。あ、これ秘密ね?」
私が人差し指を口に当てると、慎ちゃんも私の真似をする。
ずいぶん酔っ払ってるんだね。
『ねぇ、この後何する?』
「何もしない。片付け」
『えーーつまんないの』
ごめんね、4人の関係崩したくないんだ。
でも、普段の慎ちゃん十分に大好きだから。
-fin-
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。