『ジュースでも買いに行こか』
そう言って腰をいやらしく触ってくる廉。
「ねぇ、見られたらどうするの?」
『それはそれでいいやん。俺のやから』
確かに幸せだけど、まだ誰にも言ってないから、もうちょっと危機感を持ってほしい。
『あい』
「奢ってくれるの?」
『おん』
「珍しいじゃん。ありがと」
廉は身長が高いから、バレないように頬に唇を落とした。
『お前さっき自分で言っとったこと覚えてないの?』
そう照れる廉の右手を引っ張って、他5人がいる楽屋へ戻った。
-fin-
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーお礼ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
観覧数が、2万を超えていました。
そして、ハート💗が400、お気に入り⭐が30も!
本当にありがとうございます!
これからもよろしくおねがいします🙏🙇
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。