「私についてくる気はないかい？」
絶望。嫉妬。恨み。呪い。苦しみ。不幸。
「君が望む強さを、私は育てるよ。」
希望。尊敬。感謝。祝福。喜び。幸福。
「二度と君は…………だよ。じゃぁ行こうか。」
戦い。壊し。殺し。傷跡。異臭。
「さよなら。」
初めて殺したのは、6歳。殺したのは、あの人達。
あれから、何年も経って。殺したのは、何人？
好き。嫌い。好き。嫌い。好き。嫌い。好き。嫌い。嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い。
「まただ。」
呪われてるんだ。あの人達に。憎まれてるんだ。殺した人たちに。
頭痛。吐き気。目眩。立ちくらみ。苦しみ。
残ったのは名前だけ。特例で入った。
入ってきた奴らはキラキラして心底嫌いだ。夢を持った希望の者。
壊してしまいたくなる。感情を殺してひたすらに殺意だけを殺して。口から溢れる言葉。
「辞めます」何百という者が溢れた言葉で死んでいった。
生き残りはもういないんだ。
殺すから殺してくれ。殺意剥き出しで感情ぶちまけて
叫んでしまえたら常人になれるのか。笑顔になれば常人という部類なのか。
決して報われない努力。決して報われない殺戮。
あれ。俺。
『何の為に殺してんだっけ。』