あなた「私には無理だよ…!」
あこ「いつまでもそんなこといってたらずーっと男子苦手治らないよ?」
あなた「そーだけど……」
確かにあこちゃんの言う通りずっとこのままでいたら共学に入った意味がない。
あこ「あ!流星に手伝ってもらったら?」
あなた「りゅ、流星って……」
あこ「藤井流星。ほら、あそこにいる」
そういいながらあこちゃんが教室の後ろにいる男子二人組の片方の人を指差した。
あなた「ふぇ⁉」
何となくそうかな?とは思っていたけどまさか本当にあの人だとは思わなかった。
藤井くんはクラスでも人気のある人。
「え、なになに~?俺~?」
私が大きな声を出したからか二人と目が合い、藤井くんではないほうの人に話しかけられた。
あこ「違う~小瀧じゃない~ww」
小瀧「えー、俺じゃないのか~」
"なんだぁ"なんて言いながら落ち込んでいる人は小瀧くん。
小瀧くんも藤井くんと一緒で人気。
藤井くんと違うのは少しチャラい?w
甘えん坊みたいなところもある。
あこ「流星~」
藤井「何?」
あこちゃんは私の腕を引っ張りながら藤井くんたちに近づいていった。
あこ「流星に頼みたいことがある!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。