練習試合も後半戦が始まった。
あなた「頑張れ~‼」
あこ「流星、小瀧いけー!!」
私もあこちゃんも全力で応援してる。
でもあこちゃんは私よりも応援に力が入ってる感じw
応援しながらもさっき小瀧くんに言われたことを思い出す。
この気持ちが"恋"って言うならきっと私は藤井くんに恋してる。
でも藤井くんに恋したからってどーしたらいいかわかんないし……
ときどき二人で遊んで男子苦手の克服手伝ってくれてるけどそれ以上の関係でもないし。
あこ「流星ッ!」
あこちゃんが藤井くんの名前を呼んで我にかえる。
藤井くんの方を見ると皆に囲まれ、なぜか倒れ混んでいた。
それに保健室につれていかれる雰囲気もある。
あなた「藤井くん⁉」
あこ「相手のチームの人に足踏まれた…!」
あなた「嘘…」
あこ「あなたッ!!」
今すぐ藤井くんのところにいって声をかけたい。
そう思った頃には身体が勝手に動いていた。
息がきれても走り続けた。
早く藤井くんのところに行かないと…!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。