病室からしばらく歩いたナースステーション付近のソファーに腰掛ける
スマホのスケジュールアプリを開いて前の職場のスケジュールはすべて削除する
今はnctのことだけ考えなくちゃ …
真新しいスケジュール表とアプリと交互ににらめっこをすること15分
ようやく4月から5月の予定をアプリに移し終わった … (歓喜)
にしても馬鹿みたいに多くてこっちも焦る
またまたスマホのブルーライトと格闘すること20分でようやくやりたかったことが全て終わった
この仮のスケジュールを先輩達に見せて休みを増やすのを試みる予定だった
コンテンツでホンカンス(村で生活するコンテンツ)するのはどうだ ? とか 海行ってみるか ?とかもうこっちが楽しい←
早速 スケジュールアプリから抜け出して先輩の一人に電話をかけることにした
___________Markside
新人マネージャーが急に病室を飛び出すもんだからそりゃあ びっくりした
怠い体をほんの興味本位で起こして病室を後にした
アーティスト管理もマネージャーの仕事。
これでサボってたならヒョン達に報告すればいい話だし別に期待はしてない
ナースステーション付近で響くあいつの声
若干の呆れと「やっぱりこいつもか」という気持ちがスマホを滑らす指を余計に早くさせた
「 あの人仕事サボって電話 … 」 まで書いたところでまた口を開くあいつ
スケジュール … ?
そるちき、 何の話をしてるのか分かりたくなかった
この人がいい人だって認めたくない気持ちが何処かから湧いてる自分が怖い
この話は聞かなかったことにしとこう
そう心に決めて再び来た道を戻っていった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。