第3話

チェシャ猫
360
2018/01/24 07:17
ドンッ!という激しい音とともに
私は地面に叩き付けられた
あなた

いったたたた…

私は周りを見渡してみると
1面に木々が生えていて
少し不気味な森に囲まれていた
あなた

うわっ…不気味

と、声を漏らしたら
真上から声がした
慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
おねーさん、迷子かにゃあ?
あなた

えっと…あなたは?

私の真上に猫耳しっぽが生えた男性がいた
慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
僕?
あなた

はい、名前を教えてください

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
にゃんで君なんかに
教えなきゃいけにゃいのさ〜
あなた

いいから名乗ってください

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
え〜…めんどくさいにゃ〜
まぁ、特別に教えてあげるにゃ
僕は、慧!以後お見知りおきを…
彼は慧と言うらしい…
ちょっと生意気だけどね
あなた

私は、あなたです

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
それより
おねーさんはにゃんでここに?
見事にスルーされた…
あなた

大きな穴に落っこちて
ここに来ました

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
え?大きな穴?
あなた

はい

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
君、バカなのかにゃ?
あの穴は人間界と異世界に
繋がってる穴にゃんだよ?
あなた

え?

待って…嫌な予感がしてきた…
慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
1回この世界に来た限り
君は、人間界に戻れにゃいんだよ?
嘘でしょ…
元の世界に戻れないなんて…
あなた

冗談ですよね?

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
冗談じゃないにゃ
あなた

…っ…最悪

私、元の世界でたくさんやりたいことが
あったのに…
慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
ま、自分がいけにゃいんだよ
この世界に来ちゃったんだから
せいぜい頑張りにゃ〜
あなた

戻る方法は…ないんですか?

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
にゃ?
あなた

元の世界に…戻る方法は

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
ん〜…確かあった気がするにゃ
あなた

教えてください!

一刻も早く
お姉様の元に帰りたい…
慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
え〜どうしょっかにゃ〜
教えてあげてもいいけど…
あなた

けど…?

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
僕と一緒にかくれんぼして勝ったら
教えてあげるにゃ
かくれんぼ…?
あなた

かくれんぼ…ですか
いいでしょう!受けてたちます!

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
時間は、1時間以内
1時間以上かかったら…
元の世界に戻る方法教えてあげないにゃ
代わりに…
あなた

代わりに…?

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
この世界にずっといてもらうにゃ
ずっと…
そうだ、嫌なら勝てばいいのよ!
あなた

いいよ、受けてたつ!

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
契約成立にゃ…
あなた

契約…?なにそれ

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
別になんでもないにゃ〜
とゆうか、早くしないと逃げちゃうよ?
あなた

あ!待って…!

慧(チェシャ猫)
慧(チェシャ猫)
頑張ってにゃ〜
と言い慧は姿を消した…

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