神宮寺「みんな、打ち上げどーする?」
私「行きたーい!!」
神宮寺「(まじか……)」
___神宮寺、恋してる。
私「お肉食べたい~」
神宮寺「おー!!そーしよ!」
やたらと神宮寺が変。ずっと意見を合わせてくれる。私、なんか神宮寺にしたっけ?
と思いながら、当日
私「みんな、こっち~」
みんな「たくさん食うぞ~」
私「(神宮寺いない…?!)」
私「みんな神宮寺知らない?」
みんな「あ、神宮寺お前探してたで。」
私「どこおる?」
みんな「お前ん家近くに行った」
(まじかよ…!)
私「家戻る!」
神宮寺「あ、みーっけ!」
私「先行くって言ったじゃん!」
神宮寺「分かってた。」
私「じゃあなん……」
___抱きつかれた。
パニックになったまま、長い時間が過ぎた。
神宮寺「去年、同じクラスになって、ずっと気になってた。」
私「あ、そーだったの……」
神宮寺「告ろうと思ったけど、悩みに悩んで、今日になっちゃった。今年も同クラだったからいつか1歩前進しようと思ってた。」
私「そうなの……」
神宮寺「俺と付き合ってくれ!!」
私「まあ、いいよ。笑」
___一 年 越 し の 告 白 成 功
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!