それから試合が始まり、
うちは及川さんが居ないがみんな調子は良かった。
だけど、烏野は少し違った。
バシンッッ!
青城 「「「……は、?」」」
烏野 「「「よっしゃっ!!」」」
飛雄と日向くんの速攻に圧倒された。
2人は物凄いスピードで打つのだ。
しかも、日向くんは目を瞑っているし。飛雄のトスはドンピシャで中学の頃とは比べ物にならない。
『楽しそう、。』
久しぶりに楽しそうにプレーする姿を見て私も嬉しかった。日向くんや烏野で良かったなって。
「日向ナイッサー!」
今は烏野にサーブ権があって日向くんが打つみたいだけど、、大丈夫?←
めっちゃ震えてるし、青ざめてるよ。
ピーーー
日向 「ヒッ! ((ポンッ」
『あ、』
日向 「バシンッ((←打った」
バゴンッッ!!←
影山 「ゥグッッ!!」
日貴 「『((あ、やってしまった))』」
みなさんお分かりの通り、飛雄の後頭部に
バーーーンッ!!と当たりました。←
影山 「……とっとと通常運転に戻れ!!」
日向 「え?」
『あれ?珍しい~』
前の飛雄なら完全ぶちギレてたはず!!←
ホント変わったね~。もちろん良い意味でっ。
その後も烏野が優勢で試合は進み、
青城は1セットを取られてしまった。
2セット目に入ったところで
及川さんが病院から帰ってきてしまった。((殴
及川 「軽い捻挫でした~☆」
語尾の☆ホントになんだよ。←
!とかにしたらいいのにさ。
及川 「あ、あなたちゃーん!
及川さん大丈夫だったよー☆」
『あ、はーい。良かったですね。』
及川 「なんか冷たくない!?(泣)」
『いえ、全然。』
及川 「目合わせて!?(泣)」
『合わせると素直になれないんです。』←
及川 「信じるよ!?」
『それよりアップしてきてください。』
及川 「はーいっ!行ってきまーす☆」
ホントにうざ(( げふんげふん。
うさぎみたいだねっ♡←
及川さんがアップから戻って来たのは
2セット目の終盤。ピンサーで英と交代みたい。
及川さんは大人げないからメガネくんか、
日向くんを狙うだろう。
及川 「スッ((月島を指す」
ほらやっぱり。意地悪だねー。
強烈なサーブでだいぶ追い上げては来たが、
飛雄と日向くんの速攻で試合は終了した。
ピピーーーーー!!
「「「あざっしたー!!!」」」
烏野 2 ― 0 青城 でうちは負けてしまった。
けど、良い試合だったと思う。
だって面白いもの見れたもんねっ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。