第51話

繰り返し。 (ほとんど文章)
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2021/11/10 03:38
言った通り。あれからずーーっと最悪な日。
うちは2年でアイツは3年やから棟が違うはずやのに、いちいち来る。多分、多方千冬に会いに来たって理由やと思う。嫌なことに千冬とは隣のクラスでアイツが来ようと思えばすぐ来れる。千冬が嫌なんじゃなくてクラスね?アイツがこんかったら結構いいクラスやのに。
ココ最近で1番最悪やったのは……水かけられたことかな?

2年全員集まりの集会が合って、その帰り。
トイレに行ったら上からバシャァ!!って。
アイツらが居たのは分かってたから、トイレに行ったらこれよ。一人でよかった。誰かに見られてたら超恥ずかしい。(フラグ)



そう思って、制服に染み込んだ水をある程度絞ってトイレから出たら







ひな『……あー…』




場地「は?」



場地さんが居た☆

なんで居んの?って思ったけど、そうだ。この人留年してた。


場地「お前…なんでそんな濡れてんの?」

ひな『いやぁ…水遊びでふざけすぎ…た?』

場地「俺に聞くなよ。」

ひな『あは、ご最も』

場地「はぁ…」

ひな『え、』


場地さんにため息つかれた。ちょっとショック


場地「まぁ…そのまんまじゃ寒ぃだろ?ほい。これ着とけ」

ひな『……ジャージ?』

渡されたのジャージ上下

場地「俺、次体育だからよ。そのまんま持ってきたんだよ。でも俺ジャージ別に使わねぇし…だからお前、使えよ」

え?何この展開

ひな『彼ジャーみたいやん』

場地「?嫌か?俺の」

ひな『…いや………どうも。ありがとう』

場地「おう!じゃあな!」



絶対に分かってなかったな。場地くんは。











って感じのことがあった。その後また目つけられたのは言わなくても分かるだろう。

学校ではやっぱ取り巻きがいる。ひとりじゃどうせできないもんね。

そんなのがずっと続く。

ちょっと嫌になってきた。場地さんと話すと的。何もしなくても的。的。的。的。

ずーーっと的。

マイキー達とは友達を辞めた。もちろん場地達ものつもりだったけど、場地がめっちゃ話しかけてくる。

忘れられてる。そう思ってポッカリ空いた穴も、忘れられてても嬉しいもんで、許してしまう。

でも、無視するようになったんだよね。
うち。
場地が話しかけてきても、ごめん。って言って避けたり、無視したり、悪いとはちゃんと思ってる。けど、1個的になる理由が無くなる。そう思ったら、ほんの少しだけ楽になれる。気がしたから、真一郎にも相談しろって言われたけど、ほとんどしてない。もう一個の悪い癖、他人に変な心配をかけたくない。

本人たちは良いよって言ってくれてるけど、うち自身がそれは嫌だってゆってる。
体がそうする。
中学のことで耐性が着いたんだろうな。面倒事に。

次第に場地もあんま話しかけなくなった。
これでいいって思っても、やっぱ悲しい。
また穴が空いた。いつまで続くのか……分かんないようなこの暮らしに、いつ終止符が打てるんやろうか?


…………分かんない。考えても考えてもわかんない。体は相談相手を求めてる。でも脳は嫌だと言っている。どうすればいい?どう、すれば……?









プルルルプルルル


ひな「!」


脳より体が先に動いた。

体は……正直だろう、




ピッ


??「もしもし?」







ひな『 ?』

















繰り返しが始まった。
けど……もうそろそろで終止符が打てそうだ……



















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イジメと言っておきながら全っ然入ってない笑書くの苦手みたいです…!
場地さん…2年生設定なのにはワケがありまして……原作がそうなんかは知りませんけど、場地さんって留年してるってことが明らかですけど……千冬と初めて会った時……、


場地「…ん?誰?」


千冬「1組の松野千冬」




って会話してたじゃないですか?場地さんが3年なら2年の松野千冬って言うかと思って……1組だけってことは2年に戻ってきたかなぁ……と、
留年ってあんま分かりませんけど、多分……と思ったんです!なのでこれで進めさせてもらいます!
おつなつでした!!




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