田中「 じゃ 、俺そろそろ行くわ 」
『 あ 、ありがとうございました 、! 』
田中「 頑張れよ 」
『 はい …… 』
遠ざかっていく田中さんの背中を送りながら 、
私も帰ろうとすると 、遠くから声が 。
夢野「 それでね 、〜〜〜 」
北斗さんと夢野さんだ 。
まだ2人の距離が近いのが気になるけど 、
田中さんのおかげで少しは気持ちを保てた 。
夢野「 またあしたね北斗 ー ! 」
松村「 、おう 」
松村「 あなたさん …… 」
私を見つけた瞬間向かってくる 。
とても疲れたような顔をしていた 。
松村「 ごめん 、… あんなとこ見せちゃって 」
『 大丈夫 、、田中さんに事情聞いたから 』
松村「 そっか 、誤解されなくてよかった … 」
安心したように呟いたと思ったら 、急に身体がふらついて 。
突然私にもたれかかってくる 。
『 北斗さん 、? 』
『 ねてる … のか 』
『 どうしようかな 、え 、私の家に運ぶ ? 』
北斗さんの家は知らないし 、
運良くここが私の家から近かったから
私の家に運ぶことにした 。
許して 、松村ファンの方 …… !!!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。