あんた誰って言われても …
なんて言えばいいんだろ 。
松村「 友達 」
夢野「 ふーん 」
友達と言われた瞬間 、
心がチクッとした 。
ただのコンビニの店員 …
なんなら友達以下 。
こんな想い抱いちゃだめなのに 。
夢野「 そうだよね ♡ 」
夢野「 私が1番だもんね ♡ 」
北斗さんに絡められたその腕が 、
私の胸を締め付ける 。
これ以上 … 見てられない 。
そう思った私は 、部屋を飛び出した 。
田中「 あれ 、あなたちゃん ? 」
さっき通った道を全力で戻っていると 、
田中さんに出会った 。
田中「 どうしたの 、?涙 … 」
『 え 、? 』
はっとして 、顔に手をやると 、
知らない間に涙が頬を伝っている 。
それほど想いが強かったのかな 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!