第23話

過去 幻夜
93
2018/04/18 10:57
誰にだって
未来
過去
思い出
大切な人
誕生
そんなものはある。
そして見られたくない過去も。
俺は、彼女がいた。
今日は2か月記念日。
彼女に、ケーキを持って行った
彼女と彼女の家族は
玄関先で倒れていた
玄関は
血の海だった
それを見た瞬間、
ケーキが血の色に染まった。
俺はショックでその場に崩れたからだ。
犯人はいない
警察が来た。
泣いてる俺を見て
ケーキを見て
君は違うだろう。
でも、ショックが大きいみたいだから
警察署へおいで?
と、言ってくれた。
しばらく何も食べなかった。
食べたものは
ラムネぐらい。
正直に話した
幻夜
彼女との2か月記念日だったんですよ
幻夜
彼女の家にケーキを持って行って、玄関を開けたら
幻夜
彼女が倒れていました。
辛かったなぁ
と言ってくれた。
それからは、悪夢のように毎日出てきていた。
あの光景は忘れられない。
だから、
茉央を励ましてあげれたんだ
同じ経験をしているから

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