第1話「ミネルヴァ軍」


リグレット暴走事件、その日から
あらゆる攻撃も効かない存在に追われ
僅かな人は宇宙へと逃げ出した
コロニーと呼ばれる人工衛星に避難し
新たな生活を送って

「コロニー198」
大小合わせて12あるコロニーの中で
1番大きいその場所にミネルヴァ軍の本部がある
ここから地上にあるソルジャー本部へと
司令を送り地上を取り戻さんと奔走している

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ミネルヴァ軍地上本部
軍事司令室

司令官「以上が今回の決定事項だ」

モニター越しに仮面をつけた司令官がそう告げる

零）了解しました。
司令官「今後の君たちの活躍に期待している」

通信が終了したのを確認してため息をつく

零）他のゼネラルに言ったら怒りそうだ、
上にいる方達は規則だ規律だと煩いからな。

そうゆう自分も今回の件は納得していないのだが

零）当の本人が受け入れているからなぁ。

以前行われた大規模な区画解放戦
ゼネラル5人を投入したこの作戦は
赫焉卿..志季の命令違反により失敗に終わった

命令違反と言っても負傷した蒼帝卿..
空の救出を優先したとゆうもの
あの時、救出を優先していなければ
空は助からなかっただろう

志季への処分は気鋭への降格
ゼネラルとして受けていた特権の剥奪
一回の命令違反にしては厳しい処分とも言える

零）さて、どう伝えるべきか...
春）おはよう、零。
零）春、おはよう。

考えていたら春が入って来た

春）定期連絡は終わった？
零）さっきな。
春）浮かない顔だね。
零）志季への処遇を聞いたからね。
春）赫焉卿の？
零）気鋭への降格処分だそうだ。
春）降格！？

そうゆう反応になるのはよく分かる
あの判断を間違いだと思っているソルジャーは
どこを探してもいないだろうから

春）それで、降格してどこに？
零）配属先は...

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亡国との国境近く
リグレットとの激戦区であるここに
新たなる戦力が投入される

駆）本日、新しい隊員が入るらしいです。
一）こんなタイミングに？階級は？
駆）気鋭です。
一）は？最前線だそ。

その時後方がざわつく

恋）あの人って...
玲）おいおい、マジかよ。

現れたのは..

志）本日より、第1軍第1歩兵師団に
配属になった篁 志季 階級は気鋭だ
よろしく頼む。

一同）ええーっ！？

全員の声が揃ったのは言うまでもなかった

ルカ）なんで！？なんで！？ねぇ！
（岳の肩を揺すりながら）
岳）俺に聞くな、ゆするな、ルゥ。
歩）...えっと、その。
岳）何も無いなら無くていいんだよ、歩。

涼）これはまた、一波乱ありそう。
望）俺もそう思う。

最前線の地に新たな風が吹いた


つづく