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2021/12/28

第10話

上位種
第9話「上位種」


)俺の拳を受けて生きてるのか、中々やるなw
恋)リグレットが喋った!?
駆)上位種です!気をつけて!!

4人の背後に現れたリグレット
その姿は殆ど人間と変わらず違いといえば
服も髪も真っ白になっている事だけ
白いグローブをつけたリグレットが
ボクシングのファイティングポーズをしている

新)元ボクサーかな?
葵)そうみたいだね、接近戦だと厳しいかな。

リグレットとなり力を増しているのと
接近戦は向こうの得意分野だとゆうのもあり
慎重に間合いを図る

ナシュ)俺の名はナシュ!
お前たちを殺す男の名前だ覚えとけ!
駆)墓標に刻む名前が分かって丁度いい。

ナシュの殺意を皮肉で返す駆

ナシュ)あん?生意気なチビだな。
駆)無駄にデカい奴に言われたくないね。

バチバチと火花が飛び交う中

新)度胸あるなぁカケるん。
葵)駆が気を引いてるうちに囲もう。
恋)分かりました。

3人はナシュを取り囲むため静かに移動する
しかし、それは不可能となった何故なら
既に大量のリグレットに取り囲まれていたからだ

葵)これは!?
新)ちょ〜っとやばいかも?
恋)かなりやばいよ!
駆)この数、いったいどこから...

ナシュ)さぁ選べ!
数に潰されるか、俺の拳で潰されるかをな!

勝ち誇った顔でナシュは叫ぶ
一騎当千と言われる彼らでも数の暴力の前では
苦戦を強いられる

駆)俺があいつを引き受けるので、
回りのリグレットの浄化をお願いします。
恋)1人じゃ危険だよ!
駆)俺は決戦最強だよ、絶対に負けない!

そう言い放つとナシュへと駆け出す

恋)駆さん!?
葵)恋!こっちも来るよ!!

駆が仕掛けるのを引き金に大量のリグレットが
3人を目掛けて襲いかかってくる

葵)はぁ!
恋)このっ!
新)駆の所には行かせないよ。

駆の邪魔にならないようにリグレットを蹴散らす

ナシュ)お前1人で俺に敵うとでも?
駆)やってみないと分からないよ。

挑発しながら自身にヘイトを集めていく
ナシュの攻撃をギリギリ躱すが
掠めるだけでダメージが蓄積していく

駆)(一撃が重いし速い)

持ち前のスピードで見極め躱していくが
向こうの攻撃もどんどん加速していく

ナシュ)避けてばかりじゃ勝てないぜ!

ナシュの右ストレートが駆の肩に当る
衝撃に右腕が痺れるが気合いで刀は落とさない

駆)ッ!?
ナシュ)終わりだ、チビ!
恋)駆さん!

恋が駆の元へ駆け出すが
それよりも速く横をすり抜けていく何かに
思わず足を止めてしまった

恋)えっ!?

何者かの接近に気づいたナシュも
後方へと飛び距離を取った

駆)ぁ、始さん!
新)あれが...
葵)至極卿!

駆を庇うように現れたのは「至極」卿
黒の王、睦月始その人だった

始)無事か?
駆)はい!
ナシュ)αアルファ..いやあれは、おん..ガッ!?

見たナシュは何かを呟いた瞬間、
始に地面に叩きつけられた

恋)いま、何が!?
新)見えなかった...

その場にいた全員が何が起こったか
理解出来なかった

ナシュ)ッ...何す、
始)そのαアルファはどこにいる?...
ナシュ)誰が、答えるか..ぐぁ!!
始)これは質問じゃない、言葉には気をつけろ。

始の感情に呼応してピシィ!と地面の亀裂が増す
周囲の空気がどんどん冷えていく感覚に包まれて

恋)これって、ヤバいんじゃ..
葵)急性白化現象が起きるかもしれない..
新)すみません、落ち着いて下さい〜

始)早く答えろ!
ナシュ)グッ、ぁああ!!

駆)こっちの声が聞こえてないみたいだ。
恋)どうしよう!?
春)ちょっとごめんね。

近づきたくても近づけない4人の横を
飄々とした様子で通り抜けたのは春だった

春)ダメだよ?始。
始)...春か。
春)覚えててくれたんだ、嬉しいな。
始)邪魔をするな。
春)するよ、今の君は見てられないからね。
始)何?

感情の矛先が春へと移る

春)君を向こう側に行かせる気はないからね。
始).....チッ。

互いに見つめ合いしばらくして
ナシュから手を離し立ち上がると
改めて刀を突きつける始

始)もう一度聞く、そのαはどこにいる。

そこにはさっきまでの激情はなかった

ナシュ)αアルファはベネトのお気に入りだ常に連れてる。
春)話してくれるんだ?
ナシュ)割に合わないからな!

バッ!と身を翻し逃げの姿勢を取るナシュ
周囲の瓦礫を拳で巻き上げ視界を遮った

始)そうか、感謝する。
ナシュ)!?....ァ...

瓦礫の中で正確にナシュの心臓を貫く
痛みを感じる事なく光の粒子となったナシュ

春)相手が悪かったね。

春はその光景を満足そうに見つめていた



つづく