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2021/09/12

第21話

💄









side : 水瀬




あなた

え…と






戸惑う私の手を優しく取ったのは出久









何時もよりもふわりとした笑顔の中には小さな決意が見えた




緑谷出久
僕、あなたちゃんが好きだよ
緑谷出久
初めて話した時から、ずっと…
あなた

っ…!






ずっと、こんな私を好きでいてくれたの?









嬉しくて、でも申し訳なくて、思わず顔を歪める




緑谷出久
そんな顔しないでよ…、ね?





そう言って出久は苦笑いを零す









あぁ、駄目だな。こんな顔させちゃうなんて




あなた

っ、うん

爆豪勝己
…あなた
あなた

…はい






この流れで、彼が何を言うのかなんて、流石に分かってしまう




爆豪勝己
おめェが好きだ
爆豪勝己
気付いたら傍に居たんだ、お前が
あなた

…うん






そう言って勝己は一歩後ろに下がる




轟焦凍
あなた、俺も好きだ
轟焦凍
恋、とか分からないけど、お前を好きなのは分かってる
あなた

〜〜っ、






なんで私は、こんなに優しい好意に気付かなかったんだろう









今までどれくらい、彼らの心を傷つけてしまったのだろう









でもこれからまた、傷付けることになってしまうんだ



あなた

凄く、嬉しい

あなた

けど……






上手く喋れなくて、俯いた私からは水滴が落ちる




爆豪勝己
わーってたわ
爆豪勝己
だから泣くなよ、阿呆





その言葉とは裏腹に優しい声に余計涙が溢れてくる




あなた

っ…ごめんなさい、

緑谷出久
…うん、聞いてくれてありがとう
轟焦凍
それに、 " これから " が勝負だからな
爆豪勝己
…まァな
あなた

え、え?





これからが勝負って、それってつまり________________










緑谷出久
伝えて振られて終わりなんて、そんな簡単に諦められないよ
轟焦凍
今までみたいに気を遣わずに出来るしな
爆豪勝己
覚悟しとけ、鈍感女
あなた

え、いやだって……!












翌日から、報道が絶え間無くなった理由は彼らしか知らない________________









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