第3話

幼馴染 → 〔🐻〕
229
2021/07/21 09:35




高校を出てから自分の夢を叶えるために東京に上京した

今日は久しぶりの長期の休みで実家に帰省している所



『 お母さ〜ん!』


〔 あなた丁度良かった今日慎ちゃん家とBBQするのよ!〕


『 え 、慎ちゃん 、! 』



幼馴染でお兄ちゃんみたいな慎ちゃんを

気づいたら好きになっていた



〔 久しぶりねぇ 、あなたと慎ちゃん仲良かったから 〕


『 当分会ってないもんね 、』



けど私が高校1年生の時慎ちゃんはもう東京へ行き 、

会う機会が無くなってしまった 。





.




久しぶりにみた慎ちゃんは男らしくなっていて

思うように顔が見れず 、話せない 。



「 え 、あなた? 」



そんな時 慎ちゃんから声をかけてくれた 。



「 え!あなただよね!!大人っぽくなったなあ! 」



髪をわしゃわしゃっと撫でられるとふんわりと笑った

私の好きな高校生のままの慎ちゃんの笑顔だった 。



『 慎ちゃ 、』


「 んふっ 、相変わらずかわいいね 」


『 … ばか 、でも久しぶりっ! 』




〔 あなた〜慎ちゃん〜 買い物行ってきてくれない? 〕


『 え? 』


〔 飲み物なくなっちゃったから1人だと危ないし? 〕


「 いいですよ!行ってきますね! 」



そう言って私の手を引きコンビニへ向かった 。



「 ふはっ 、久しぶりだからって固くなりすぎ 」


『 だって〜 、慎ちゃんカッコよくなったから 、』



綺麗な横顔を見つめていると目が合った 。



「 …っ 、あ 、コンビニ着いたよ 」


『 …? 、そうだね 。』







お店を出るとさりげなく袋を持ってくれる慎ちゃん

車道側を歩いてくれたり優しい慎ちゃんのままだ



「 あなたは夢叶ったの? 」


『 うん 、大好きな仕事やれてるよ 』


「 ふ〜ん 、よかったよかった 」


『 慎ちゃんのおかげだよ 』



こんなふうに昔から私の話を聞いてくれた



「 彼氏は?」


『 それがね〜 、できないんだよ〜 』


「 あちゃ 、こんなにかわいいのにね? 」


『 だれか〜 、私のこと貰ってくださあ〜い 』


「 ん〜 、だれか〜じゃないでしょーよ 笑 」


『 じゃあ慎ちゃん私のこと貰ってくれる? 』



と 、冗談で言ってみるけど会話が止まってしまった



『 え 、冗談だよ?…え? 』


「 うん 、いいよあなたのこと貰ってあげる 」


『 … え 、! 』


「 俺さ 、ずっとあなたのこと好きだったよ 」



急の展開に頭が混乱している

慎ちゃんが私のこと好きだったって 、、



「 でも 、あなたの夢邪魔できないじゃん 」


『 … 慎ちゃん 、』


「 ねぇ 、あなたは…?俺のこと好き 、? 」


『 … 好き 、大好き 』



微かに震える声でそう伝えると

またふんわりと私の大好きな笑顔で笑った



「 はあ 、よかったあ!あなたが綺麗になりすぎて 、」


『 慎ちゃんだって 、絶対私のこと妹としてしか 』


「 あなたも俺のことお兄ちゃんのように見てたでしょ 」


『 私はずっと慎ちゃんのこと好きだったもん! 』



慎ちゃんは気づいてなかったかもしれないけど



「 でも昔からあなたは俺のものだったけどね 」


『 今はもっと慎ちゃんのものだもんね 』


「 はあ 、かわいいやつめ!」



急に慎ちゃんの足が止まって振り返ると


ちゅっ



『 … へ 、』


「 あなたのここも俺のもの〜 」



昔からずっと隣に入れて幸せだったけど

彼女という立場で隣に立ったらもっと幸せでした












END .


















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