第25話

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2021/04/11 06:06

外はまだ明るいのに、部屋は暗い空気でいまにも溢れだしそうだった。









俺は、泣いてしまった





ジミナに弱いところを見せたくなくて、本当は辛くてジョングギと別れようとしていることなんて到底言えなかった。





それでもやっぱり、感情には敵わない





ジミナは何も言わずに
俺の背中をさすってくれた






俺は、全部ジミナに話すことにした






ジミン
ジミン
本当に別れるの…?それでいいの……?
テヒョン
テヒョン
良いんだよ
ジミン
ジミン
でも、ジョングギもまだお前のことを愛してるのに…
テヒョン
テヒョン
俺もだよ
ジミン
ジミン
だったら、別の方法があるんじゃ…
テヒョン
テヒョン
見たんだ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


一昨日の夜




いつものように俺とジョングギは一緒の布団で寝ていた。




俺は、珍しく早く起きてジョングギの寝顔を見ていた。





ジョングク
ジョングク
ヒョン…
テヒョン
テヒョン
(あぁ寝言か笑)
テヒョン
テヒョン
(どんな夢見てるんだろ)




その時だった

ジョングク
ジョングク
ヒョン…嫌だよ…





そうジョングギが呟いてすぐ、ジョングギの目から涙が零れはじめた。



テヒョン
テヒョン
ジョングガ…




俺は、ジョングギを優しく抱きしめた




ごめんな、俺のせいで傷つけて






俺と別れたらグガはきっと幸せになれる












テヒョン
テヒョン
その時決めたんだ、別れようって




テヒョンは真っ直ぐジミンの目を見て言った。





本気なんだなテヒョンア




ジミン
ジミン
分かった。テヒョンアが本気ならもう否定はしないよ
テヒョン
テヒョン
ありがとう…
テヒョン
テヒョン
行ってくる
ジミン
ジミン
うん…




ガチャン
_______________________
ジョングクの部屋




コンコンコン
ジョングク
ジョングク
はーい



なるべくなら、誰にも会いたくないけど誰、、



テヒョン
テヒョン
俺、入るよ?
ジョングク
ジョングク
えっヒョン…



テヒョンはソファに座っていたグクに歩み寄った。





何しに来たの…


ジョングク
ジョングク
ジミニヒョンとゲームするんじゃないんですか






こんな冷たい声で言いたかったんじゃない。
本当は来てくれたことが少しだけ嬉しかった。




でも、今の俺は最悪だ




テヒョン
テヒョン
してた。でも、ジョングガに話したい事があって来た



話…?




なんの話しだろ。
頭をフル回転させて無理やりそれが「良い話」だと、自分で解決させようとした。








でも、無理だった。
















ヒョンが俺を見る目があまりにも切なくて








テヒョン
テヒョン
グガ…
ジョングク
ジョングク
はい…
テヒョン
テヒョン
俺達、別れよう
















もし、タイムマシーンがあるとしたら
























みんなは何処にいくのだろうか























過去?それとも未来?



















もし使えるのなら
























出会う前に戻りたい









to be continued...

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