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第64話

修学旅行
三室 弥生
本当に来ちゃったよ…。
坂上 潤
やっぱ、沖縄はあったかいね〜
伊原 慶士
空気も美味しいな!
桃原 怜央
ああ。
先生からの話が終わり、班行動の時間。
目的地に向かうため、広く風通りのいい道を歩いているとき、怜央が肩を叩いた。
三室 弥生
ん?
桃原 怜央
ちょっと話がある。
三室 弥生
…分かった。
少しニヤッと笑った表情から、恐らく、下剋上に関する話だろう。
三室 弥生
まずは何処だっけ?
伊原 慶士
えっと、首里城!
坂上 潤
りょーかい!向こうだね!
地図を手にした潤が首里城がある方向を指さして、慶士と一緒にどんどん歩いて行く。


私と怜央はその後をついていくように早歩きで追いかける。
桃原 怜央
アイツら、はしゃぎすぎだろ…
三室 弥生
ほんと…。それで?話って?
桃原 怜央
ああ、そうだったな。少し調べてみたんだけど、何人かの裏が見えてきた。
三室 弥生
え、もう行動してたの!?
桃原 怜央
当たり前だ。やるならさっさとやる。修学旅行だからってプライベートな時間は多くなるから気は抜けない。
三室 弥生
お、おぉ…
めっちゃやる気あるじゃん…。
三室 弥生
どんな感じだった?
桃原 怜央
矢野琴葉。いるだろ?
三室 弥生
うん。
桃原 怜央
アイツ、3週間後の定期試験に命かけるみたいに必死になってるぞ。何か学年1位を取らないとヤバいとか。
三室 弥生
あの子?でも、そんなに勉強しているように見えないけど?
桃原 怜央
帰ってからが凄いらしい。塾に行って家帰って夜中までずっと勉強。多分、学校で瀬山をいじめるのはそのストレス発散のためだろ。
三室 弥生
家庭でのストレスを学校で発散するとかよくある話だもんね…
桃原 怜央
あとは八代琉希もある。アイツは何回も万引きして、警察にお世話になってるらしい。
三室 弥生
万引きって…
桃原 怜央
ほんと、ヤバいやつばっかだよな。変なやつしかいない。
呆れた表情を浮かべて、「終わってるな。」と怜央が言う。
桃原 怜央
最後に1つ?空閑の噂。
三室 弥生
おっ、なになに?
桃原 怜央
1年の漣悠翔と付き合ってるって噂が少しずつ流れ始めている。
三室 弥生
えっ!?付き合ってんの!?
思わぬ発言に私は大声を上げた。
その声に先を歩いてた潤と慶士が足を止める。
伊原 慶士
誰と誰が?
坂上 潤
てか、二人とも遅いよ〜!
桃原 怜央
ごめんごめん。
慶士の発言をスルーして、走って2人の元へ。
坂上 潤
もぉ、ちゃんと着いてきてよ?
結局はそのまま、また2人が少し小走りで歩く。
少し潤達との間があいたところで…
三室 弥生
ちょっ、え?な、何で?
桃原 怜央
一見は関わり無さそうだけど、プライベートとかで会ってるって。いろんなところで見た人がいる。
三室 弥生
うっそ〜…本当に驚きなんだけど。
柚稀が誰かと付き合うって想像しなかった…
しかも、その相手があの悠翔君だったなんて…


私が見る限り、いつか柚稀は倉科君と繋がりそうな気がしている。これで繋がったらスキャンダルになるからいい情報だ。
桃原 怜央
まぁ、この1週間で分かったのはこんなところだ。
三室 弥生
十分、ありがとう。
琉希は"何回も万引き"ってことはそのうち、また同じことを起こす。


柚稀はまぁ今度、沙羅に聞いてもらえばいい。
となると、琴葉か…
命かけるくらい必死ってことは、親が教育熱心とかかな?1位を取らないといけないなら、落とすためには私も頑張らないといけないし…
………教育熱心なら、かなりの制限があるはず。
そこを利用したら私が勉強しなくてもいける?
例えば…いじめのことを晒す、とか……。