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第80話

バスケは楽しむもの
空閑 柚稀
話は終わり!スタメン!最後まで諦めないでいけ!絶対に勝てる!!
男子
はい!!
4人がコートに出る。
倉科君は驚いた表情で数秒間固まり、そして…
………私が見る中で初めてバスケ中に笑った。
倉科 拓哉
ほんと、その通りだ。バスケは楽しむものだった。ありがとう、柚稀。あとごめん。
倉科君の笑った表情に今度は柚稀が驚く。
空閑 柚稀
…諦めない根性で許してあげる。諦めない根性があれば、いつかは勝てるかもね。
それだけを言うと、柚稀はベンチへ。
倉科君はコートへ。
第4Q、確実に千代瀬高校の動きが変わった。
点差がどんどん縮まっていく。声も大きくなった。
それに…倉科君が楽しそうだった。
ビイィィィィィイ〜〜〜!!!
試合終了のブザーが鳴った時に歓喜の声を上げたのは、千代瀬高校だった。
夕凪 沙羅
初!男女揃って都大会出場!!
三室 弥生
ちょっ、潤!?何で泣いてるの!?
坂上 潤
も、もう、感動しちゃって…!
報道陣からも驚きの声が上がっている。
だって、点差が22だったのを追い越した上に、点差を24点まで広げたから。
報道陣が注目したのは特攻隊長の燎君。そして、段違いにレベルアップした倉科君とそのやる気を出させ的確な指示を出したドレス姿で登場の柚稀。
女性
さっきあの千代瀬高校の子、コンクールって言った?ここら辺のコンクールでここまで4000くらいかかるのは?
男性
えっと……あの全国レベルが集まるデュオのコンクールが開催されている会場がありますね。
女性
行くわよ。
男性
えぇ!?行くんっすか!?
女性
経験から、あの子は絶対にいい…!!ほら、決まったら急ぐ!!
男性
は、はい!!!
報道陣の一部が会場から出ていく。
その後はブロック優勝の表彰があり、片付けも終わったことだしと、帰ろうと外に向かう。
伊藤 雅
も〜、姫様!急いで!!ってせっかく化粧やったのに崩れてんじゃん!
空閑 柚稀
姫様はやめて!!タクシーの中でいいから!
道路に停まっているタクシーに向かって走る柚稀と荷物を持つ雅が私達を追い抜かした。
倉科 拓哉
……柚稀!
空閑 柚稀
ん?
倉科 拓哉
コンクール、頑張れよ。
柚稀は無言で笑いながらピースをして、タクシーに雅と乗り込むと出発した。
大きめの声を出した倉科君を見て、燎君がニヤニヤと笑っている。
倉科 拓哉
何だよ。
燎 颯斗
別に〜?あ、夕凪ちゃん。どうする?打ち上げ会とかやる?
夕凪 沙羅
しよしよ!てか、女子の中でやるって張り切ってもうカラオケ予約してたってことを今さっき聞いた。
燎 颯斗
相変わらず、用意が早いね。
まぁ、倉科君と燎君の2人と一緒に食べれる機会があるなら女子は絶対に動くだろうね…。
女子
もうすぐ、入れるからこのまま行っちゃおうよ!!雪村ちゃん先生には許可とったから!
女子
やった!行こ行こ〜!!!
流れでカラオケに行くことになったけど、実際に行くと、疲れ切った倉科君を含むレギュラーはみんなウトウトしていて、何かよく分からない空気になっていた…。