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第24話

掃除
峰本 沙月
あー!ウッザ!!!アイツら、マジで何なの!?
昼休み、私達は屋上で購買で買ったパンやお弁当を食べていた。
普段なら立ち入れない屋上。
でも、雪奈が鍵を壊れているのを見つけたらしい。
さっきの2人の発言が相当頭にきたのか、眉間に皺を寄せ、一気に飲んだ缶を蹴り飛ばす。
鈴木 綾
ま、まぁまぁ…
少し焦った表情を浮かべる綾が沙月をなだめる。
広瀬 雪奈
それにしてもさ〜空閑ちゃんってあんなこと言う子だったのはビックリ!桃香も思わない?
桐山 桃香
うん…、あの3人の中でも1番大人しい印象があったかな。
広瀬 雪奈
3人の中だと雅とか如月ちゃんの方が目立ってた気がするけどねぇ…
本郷 めぐみ
でも、ウザイことには変わりないよ。
峰本 沙月
ほんと。
フェンスをバンッ!と叩いた沙月。すると…
峰本 沙月
私らが少し目を離した隙に調子乗りやがって……。昔は…
ボソッと何かを呟く。
本郷 めぐみ
沙月、空閑を懲らしめようよ。私も凄いムカつくんだけど。
峰本 沙月
もちろん。絶対に私に対してあの態度は許さない…。
ギリギリと歯軋りをする音が私の耳に届く。
相当、ムカついてるね…。
心の中で笑いながらも私はみんなの会話に合わす。
本郷 めぐみ
今日って大掃除の日だよね?その時がいいんじゃない?
峰本 沙月
汚れても先生に何も言われないから…うん、そうしよう。
そこで終わった昼休み。
今日の六時間目は授業はなく、掃除の日だった。
私達の学校では1ヶ月に1度、授業の時間を使って教室の掃除を行なう。
だから、その時なら汚れても何も言われなかった。
やってきた掃除の時間。
机を後ろに下げ、みんながそれぞれの担当場所で、掃除をしていた。
もちろん、私達は何もしない。
だって、1軍なんだもん。
琉依はやらなそうな印象が強いが、ちゃんと掃除をしていた。雅や柚稀も怠そうだけどやっている。
新村 有咲
……。
桐山 桃香
ん?
有咲が何か言いたげな表情で私を睨んでいる。
3軍ごときが、こっちを見ないで欲しいな…。
だから、私は有咲の頭にくるよう嫌味な満面の笑みを有咲に向けてあげた。
すると、有咲が軽く舌打ちをしてそっぽ向く。
私にはいつでも有咲を5軍に落とすことが出来るんだから、従わせないと…。
そんなことを考えていると沙月とめぐみが動いた。
柚稀は雑巾で床を拭いている。
その傍には汚れで黒く濁った水が入っているバケツも置いてあった。
本郷 めぐみ
この水、汚くなってるから変えてきてあげる。
バケツを手にしためぐみは、柚稀が拭いた床にその水を撒こうとしていた。でも…
峰本 沙月
ほら、変えに行こ。
床に水が落ちる寸前に沙月がバケツを持ち上げ…
バッシャーン!
沙月はそのバケツを柚稀の頭の上で逆さにした。
もちろん、中の水は全て柚稀に降りかかる。
峰本 沙月
あ、ごめ〜ん。手が滑った。
空閑 柚稀
……。
柚稀の髪や制服からは濁った水滴が床に落ちる。
綺麗にした床も水浸し。
広瀬 雪奈
ちょっ、沙月〜!謝ってあげなよ〜!
鈴木 綾
うっわ!きったな〜!
お腹を抑えて笑う雪奈と煽る綾。
沙月とめぐみも笑いながらスマホでずぶ濡れになった柚稀の写真を撮っていた。
女子
うわっ、酷い…
女子
せっかく綺麗になってたのに…
そんな声が周りから聞こえてくる。
約30秒程、発言もせず動かない柚稀。
空閑 柚稀
……。
柚稀は無言で立ち上がると、沙月の方を向いた…。