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第87話

男の子の復讐…?
篠田 徹
どうした?
三室 弥生
今、前の学校の子が通った気が…
篠田 徹
こんな時間に?
三室 弥生
うん…。ちょっと見てくる!
私が見たのは1軍トップだった峰本沙月。
沙月はこんな時間に外に出ないはず…
沙月は前に「夜とか人が少なくなるからあまり外に出たくないの」と言っていたことがある。
何処かに買い物ならともかく、今は手ぶらだった。
三室 弥生
……。
必死に追いかけ、最後に辿り着いたのは神社に続く長い石階段。
沙月が歩いて石階段を登ると、途中で何かを見つけたのか立ち止まった。
峰本 沙月
…呼び出して何の用?
上を向いて話している沙月。
私の立ち位置からだと沙月が話している誰かは丁度被って見えない。
???
………1人目、峰本沙月。
そう声が聞こえると、沙月は一歩後ろに下がった。
そして、慌てたような声で…
峰本 沙月
ア、アンタは千代瀬高校 ──
そこまで呟いたところで沙月が階段を踏み外した。
…いや、正確に言うと突き落とされた。
三室 弥生
え…?
沙月が長い石階段に身体中をぶつけながら、私の方へと転げ落ちてくる。
私が上を向いた時には既に沙月を突き落とした人の姿は何処にも無い。
小さな悲鳴をあげながら、必死に何かに掴まろうとするが、小枝とかしか掴むものはなくてどんどん階段の下へと落ちていく。
そして…
ゴキ…ッ……!
骨が折れる乾いた音がした後は沙月は何も抵抗をせずに下に落ちてきた。
やがて、私の足元まできた沙月。
その目には光が宿っておらず、手足、そして首は変な方向に曲がっていた。
三室 弥生
嘘…
篠田 徹
三室。いきなりどうした、って……
何分か遅れて追いついた徹が沙月を見て黙る。
篠田 徹
……救急車呼んでくる。
スマホを片手に私から少し離れたところで徹が電話を始めた。
三室 弥生
……。
私の頭の中は疑問や考えで埋め尽くされていく。
どうして沙月が死んだ?
誰かに呼び出されたってことは知り合い?
それよりも…
今の犯人は「千代瀬高校」の誰か……?
沙月が言った「ア、アンタは千代瀬高校」って言葉から考えられるのは千代瀬高校の誰かが沙月を呼び出したってことくらいしか考えられない。
三室 弥生
ん?
沙月の顔を見て、私は何かと重なった気がした。
この顔、何処かで見たことあるような………
三室 弥生
……………あっ。もしかして…
もしかして、私の夢に出てきた中心的な女の子…?
そうだ、この顔だ。
と言うことは、夢の中の女の子をいじめていた主犯の片方が沙月だとすると…さっき言ってたのは…
「………1人目、峰本沙月。」
もう1人の主犯も狙われるってこと…?
でも、誰が犯人?
女の子は飛び降り自殺したから多分死んでる。
だとすると、犯人は…
三室 弥生
…あの男の子だ。
飛び降り自殺する瞬間までずっと押さえられても抵抗して、止めようとしていた男の子。
きっとあの子がいじめで死んだ女の子の復讐を…。
沙月を突き落とした犯人は千代瀬高校の男子。
そして、まだ何処かにいる女の子をいじめた主犯のもう1人を狙っている。
そう思うと、同じ学校に人殺しがいると思ってしまって全てを疑いたくなる。
やがて、救急車と警察が来て話を聞かれる。
私は見たままを話すと、家に帰ったのだった…。