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第46話

趣味
沙月のメイド服姿に私は一瞬呼吸が止まった。
桐山 桃香
え、えっと……?
如月 琉依
これが峰本沙月。
桐山 桃香
うっそ…これが沙月…
如月 琉依
そう。趣味最高だよな。
琉依からスマホを受け取り、改めて見る。
メイド服を着た沙月が猫のポーズをしている写真。
カメラ目線ばっちりである意味怖い。
如月 琉依
多分、峰本の趣味垢?だと思う。私が手に入れた情報はこのくらいだ。次は柚稀。
空閑 柚稀
ん。少し内容が被るかもだけど、峰本はモデル業もしてるけどね、何かメイドカフェでも働いてるとか。
桐山 桃香
沙月がメイドカフェ!?
如月 琉依
え、嘘。
空閑 柚稀
ほんとほんと。名前は確かね〜…"ミツキ"だった。
桐山 桃香
…やってることめぐみと分からないような気がする…。
如月 琉依
気じゃなくてそうだろ。名前の最初と最後をとってって感じだし。
空閑 柚稀
カフェの中でも可愛いって人気があるらしいよ?指名度No.1。
桐山 桃香
怖っ…
如月 琉依
あの口だけ女王がメイドカフェでさらに指名度No.1は最高すぎ…。ま、この2つで十分アイツの心をへし折ることは出来るんじゃないか?
桐山 桃香
うん。頑張ってみる。
スマホのメモ機能に貰った情報を打ち込みながら、返事をする。
打ち終わり顔を上げた時にはもう琉依の姿はなく、柚稀が追加でスイーツを注文していた。
桐山 桃香
あれ、琉依ちゃんは?
空閑 柚稀
帰ったよ?
桐山 桃香
いつの間に…
空閑 柚稀
ほんとついさっき。
桐山 桃香
そっか…。
空閑 柚稀
そう言えばさ、前から気になってたんだけど、桃香ちゃんはどうしてクラスのカーストをぐちゃぐちゃにしたいとか思ったの?
桐山 桃香
あー…ほら、紅音いるでしょ。
空閑 柚稀
あの転校生の子か。
桐山 桃香
そう。紅音が沙月達にいじめられた時に私は自分がまたいじめられるのが怖くて何も出来なかったから、せめて、沙月達が落ちれば、紅音も学校に来れるかな、って…
空閑 柚稀
へぇ〜…
桐山 桃香
あとは小学校の頃、親友に貰った大切なストラップを沙月に引きちぎられたことがどうしても許せなかった。
空閑 柚稀
それはそれは…
桐山 桃香
でも、まぁ…その親友の名前は思い出せないんだけどさ。
空閑 柚稀
親友だったのに分からないの?
桐山 桃香
うん…。なんて言うんだろ…小学校の頃の記憶が飛び飛びって感じで…。そんなに覚えていることがないの。覚えているのは親友がいたってことと……自分がいじめられてたってことくらいかな…。
私のいじめについては濁すように呟く。
柚稀は聞こえなかったのか、「いつか思い出せるといいね。」とだけ私に言った。
桐山 桃香
ありがとう。
空閑 柚稀
いえいーえ。じゃ、頑張って〜。
運ばれたスイーツを食べた柚稀はいつも同様にお金を机に置くと、席を立ち去った。
あんま、ヤンキーって感じじゃないんだけどなぁ…
それはいつも私が柚稀に対して思うことだった。
琉依はヤンキー感があるけど、柚稀はそこまでじゃない。ある意味、ほんわかしてヤンキーと言う名前が似合わないような気もする。
それはさておき、次は沙月。


沙月にやられたことを思い出すだけで、イライラしてきて、いい気分じゃなくなる。


スマホに視線を落とすと、琉依が教えてくれた沙月の裏垢が表示されており、メイド服姿の写真の沙月が猫のポーズで映っている。
さぁて、どんなふうに落としてやろうか……。