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第36話

協力要請
桐山 桃香
う〜ん…
有咲が落ちた帰り道、私はめぐみを落とす方法を考えていた。
やっぱり、誰かに手伝ってもらうのがいいけど…
標的ターゲットが1軍派手系の中になると、雪奈や綾を利用するのは難しくなる。
上手く嘘をついて手伝わせる?
…いや、それだと失敗した時に私が困る。
めぐみはパッと見、沙月と雪奈を止める役だけど、意外と気が強く、頑固なところがある。
となると、雪奈は結構口が軽いから口を滑らす可能性があるし、綾はめぐみよりも下だからダメ。
同じ地位かそれより上が望ましいんだけど…
そんな時、私はふと前を見る。
そこにはコンビニの前でたむろっている学校帰りの琉依と柚稀、そして、学校を中退して私服姿の雅がいた。
……こんな所にいるじゃん、1軍が。
如月 琉依
雅、仕事出来てる?
伊藤 雅
うん!本当に凄いところで働かせてもらえたよ。まさか、あんな場所で私が働くことが出来るなんて考えたことがなかったし。
空閑 柚稀
まぁ、内容的にも安定収入だから、別に困ることはないと思うよ。
どうやら、雅の仕事の話をしているみたいだ。
あの中で1番手伝ってくれそうなのは…
やっぱり、琉依と柚稀…。
雅は派手系に落とされたから普通に嫌がりそう。
それに仕事もあるなら尚更無理かなぁ…
最初に説得するのは琉依。
琉依が手伝ってくれるって言ったら、柚稀も一緒にやってくれるはずだ。
琉依達への協力要請を決めた私は3人が分かれるのを待った。
少しすると、雅が仕事に使う道具の買い出しでデパートに行くとか言って、いなくなる。
空閑 柚稀
じゃあ、この辺で。今日は行かなきゃいけないとこがあるから。
如月 琉依
うん。また明日。
柚稀もいなくなり、琉依が帰ろうと歩き出す。
桐山 桃香
琉依ちゃん。
呼び止めると、琉依は振り返り私を見ると、私が琉依にある用が思いつかないのか怪訝そうな表情を浮かべる。
如月 琉依
桐山か…、どうした?
桐山 桃香
ちょっと、話があるの。いいかな?
如月 琉依
まぁ、いいけど…
桐山 桃香
ここじゃ他の学生も通るから近くのお店に入ろうよ。
私の提案を受けてくれた琉依。
提案した通りに近くのファミレスに入ると、琉依と向かい合って座り飲み物を頼む。
如月 琉依
で、話って?
桐山 桃香
このクラスのカーストをぐちゃぐちゃにしたい。
単刀直入に言った言葉に琉依が苦笑いを浮かべた。


そして…
如月 琉依
やっぱり、桐山だったのか。
桐山 桃香
えっ?
苦笑いを浮かべたまま紅茶を一口飲んだ琉依。
私は琉依の答えに驚きの声をあげた。
桐山 桃香
見てたの…?
如月 琉依
いや、私は見ていない。でも最近、妙にクラスでうるさかったやつが静かになるのは気になった。雅もだけど。
紅茶を机に置くと、琉依は背もたれに身を任せ…
如月 琉依
つまり、何だ。わざわざ私に話に来たってことは桐山がいつもいる峰本達の内の誰かを落としたいのか?
私が頼みたいことを聞いてきた。
話は知ってはもらえそう。
ここで逃げられたら、沙月達を落とそうとしていることを他の人に言いかねない。つまり…
何とか交渉して協力してもらう道しかない…。