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第100話

隠れた女子力達
昼休み、いつも通り教室で凌久と柚稀の喧嘩が行われていた。
あの反省文を見て、先生も諦めたのか2人に反省文を書かすことはなくなったし周り、特に男子に至ってはもう観戦状態だ。
今日は教室の前の方で沙羅や2軍女子が化粧をし合って遊んでいる。
そんな感じだから、私は徹と凌久達を見ながらお弁当を食べていた。
篠田 徹
弥生は混ざらなくていいのか?
三室 弥生
別に化粧とか一般程度でいいからさ。
篠田 徹
そっか。
大野 優花里
莉緒菜〜!
久本 莉緒菜
は、はい?え、なになに!?
もう全然関わりの無い3軍や4軍の子が捕まり、どんどん化粧をされていた。
何であんなに盛り上がるんだろう、と少し疑問に思いながらもお弁当を食べ進める。
男子は喧嘩を観戦しながら、化粧された女子の評価を付けていた。
ついには…
女子
莉緒っち!凄い可愛い!
女子
普段からもっとやりなよ〜!
久本 莉緒菜
う、うん…
いつもの真面目さが消え、イマドキ女子に変わった莉緒菜は眼鏡を外していた。
確かに眼鏡のない方がいいかもしれない。
夕凪 沙羅
次!誰にする〜?
女子
う〜ん…楓ちゃん!
女子
あ、いいかも!
月城 楓
は?
夕凪 沙羅
楓ちゃんもやろ!
月城 楓
いや、何で…
夕凪 沙羅
いいからいいから!
月城 楓
ちょっ…
ついに倉科君達とご飯を食べていた1軍ヤンキー系の楓が捕まり、強制的に連れて行かれる。
燎君は呑気に「行ってら〜」と手を振っていた。
楓はいつも最低限の化粧しかしていない。
本気になった風月でもどちらかというと薄いに判別されるものだった。
金髪だから薄くても濃く見えるのだろう。
三室 弥生
おぉ…
出来上がった楓はいつもの風月よりも綺麗だった。
金髪はハイテクな結び方で結ばれ、金髪が映える。
普段は絶対に見られない楓の姿に教室や廊下の男子からも歓声が上がっていた。
燎 颯斗
楓〜!何か可愛いじゃん!
月城 楓
自分に可愛さは要らねぇよ!!
席に戻ると、燎君が大笑いしながら褒め、そんな燎君に向かって楓が大声を出し顔を真っ赤にしながら、筆箱を思いっきり投げつける。
燎 颯斗
痛っ!
倉科 拓哉
怒るなって。
月城 楓
怒ってないし。
拗ねて座った楓。
沙羅達は次の標的を探し始める。
夕凪 沙羅
つ、ぎ、は〜?
三室 弥生
すごいノッてるね…
篠田 徹
楽しそうだしいいだろ。
三室 弥生
まぁ。ん?どうしたの?
篠田 徹
ちょっ、あれ…
喧嘩をしてる2人を指した徹。
指した方を見ると、凌久が柚稀の髪を持っていた。
うわっ、髪持ってんじゃん。痛そ。
…………え、"掴む"んじゃなくて"持って"る!?
三室 弥生
全部抜けた!?
その奥を見ると、ツヤのあり傍から見ても綺麗な長い黒髪を持った女子がいた。
倉科 拓哉
えっ…
燎 颯斗
柚稀!?
空閑 柚稀
ピンが抜けてっ!?ちょっ、馬鹿!!お前、マジで最低!!!
強い膝蹴りを凌久の脇腹に入れ、いつもの髪を取り戻した柚稀。


本当はロングヘアーだったらしい。


柚稀のことだから揺れると重いからショートのウィッグを被ってたとか言いそ〜…
ボーイッシュさが消えた柚稀は顔が真っ赤になる。
そして、髪を手に教室を出ようとした時…
女子
…いるじゃん!
女子
軽い化粧さえしない子!
大野 優花里
待って!あの髪、結びたい!!
夕凪 沙羅
よしっ!捕まえろ〜!
女子
おぉー!!!
男子が廊下に溜まっているから出れなくて困っている柚稀を女子軍団が捕まえる。
空閑 柚稀
な、何でしょう…?
女子
可愛くなろう!
その言葉に柚稀の表情は引き攣った…。