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第132話

夜の散歩
三室 弥生
あれ?楓ちゃんと燎君?
燎 颯斗
おっ、偶然。
ケーキを食べて帰るために夜の道を歩いていると、レジ袋を提げた楓と燎君と会った。
月城 楓
誰?
燎 颯斗
三室ちゃんじゃん、頭打った?
月城 楓
うざっ…。
燎 颯斗
どうしたの?こんな遅くに。
三室 弥生
ちょっとケーキ食べに行ってたら遅くなっちゃって…
燎 颯斗
ケーキか〜!いいね〜、楓も今度一緒に行ってきたら?甘いの好きでしょ?
月城 楓
行かねぇよ。好きじゃないし。
三室 弥生
2人は?お泊まり会?
月城 楓
いや、龍さんから買い出しの頼まれ物だ。家にいても暇だし、ちょうどいいから一緒に来た。
三室 弥生
そっか〜
燎 颯斗
そう言えば、さっき三室ちゃんのこと探してる人いたよ?
三室 弥生
え?
燎 颯斗
いたよね?どんな人だったっけ?
月城 楓
はぁ?覚えとけよ…確か、身長は颯斗より高くて拓哉よりは小さいから175くらいか?筋肉はある方、黒髪で爽やか系の髪型だったな。服装も時期にあった常識人、靴のサイズは目分量からして28だな。あと、声色は ───
三室 弥生
ちょっ、ストップストップ!量が多過ぎてついていけない!
月城 楓
あ、あぁ、ごめん。
三室 弥生
2人が知ってる人?
月城 楓
いや、私は知らない。
燎 颯斗
ん〜、俺は見たことあるようなないような…
三室 弥生
…まず千代瀬の人?
燎 颯斗
さぁ?暗くてあまり顔までは分からなかったから…
徹は倉科君と同じくらいだから180はあるし…
琉希は柚稀くらいで170ちょうどって話してたし…
凌久は髪色が違う。
誰だろ…。………まさか…?
三室 弥生
……ね、ねぇ、2人とも。
月城 楓
ん?
燎 颯斗
何?
三室 弥生
前に怜央が事故に遭ったって話があったじゃん…
燎 颯斗
あったね。
三室 弥生
あの後の怜央がどうなったかってこと知ってる?
月城 楓
知らない。まず桃原がどのくらいの怪我なのかも知らされてないし。轢いたのはトラックだからここまで聞いてないと死んでるかもな。
燎 颯斗
楓、不吉なことは言わない方がいい。
苦虫を噛み潰したような表情で燎君が楓に言う。
でも、私は楓の言ってることであって欲しかった。
怜央の身長は前に聞いたのが174。
バスケ部だから筋肉はあるだろうし、髪は黒。
爽やか系な髪型をしているか、そんなのは髪を切ればどんな風にでもなれる。
死んでるはずだよね…だって、肉が引きちぎれるような音だってしてたんだから……
怜央が生きてたら?
警察に私が押したことを言ってたら?
琴葉の死んだ理由を全部私に押し付けたら?


そんなことされたら私は生きていけない。
もし、生きているならまた殺らないと……
燎 颯斗
なんか暗いけど…大丈夫?
三室 弥生
…う、うん。考えたら怖くて…
燎 颯斗
ほら、楓。不吉なことを言うから。
月城 楓
ごめん…
三室 弥生
いや!大丈夫大丈夫!
月城 楓
そうか。じゃ、そろそろ帰らないと。
燎 颯斗
また明日〜
三室 弥生
また明日!
2人が夜道を歩いていなくなり、私も歩き始める。
そして、空を見上げた。
三室 弥生
冬休み……早く探し出して怜央をしっかりと口封じしよう…。その前に…
……23日に2人の裏をとって脅すネタを取ってやる。