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第51話

久々の友達
放課後、私はスグに紅音へメッセージを送った。
【紅音!学校来ないの?】
すると、スグに返事は来た。
【うん…、沙月ちゃん達が怖くて…】
【何かごめんね。】

【そっか…でも、もう大丈夫だよ!】

【え?】

【沙月はもう紅音をいじめたりしないから!】

【本当に?】

【本当に!もし、絡んできたら私が沙月にガツンと言ってあげる!】
【だから、明日から学校来ない?】

【桃香がそんなに言うなら…】
【お母さんと相談して、行けそうだったら行くね】

【うん!】
桐山 桃香
きっと、来れるよ…。
翌日、家を出ると門の前に紅音がいた。
桐山 桃香
あれっ、紅音?
八神 紅音
おはよう、桃香。
桐山 桃香
おはよう。ピンポンしてくれて良かったのに…
八神 紅音
何も連絡しないで来ちゃったから急かすようで悪いかなって。
桐山 桃香
全然、大丈夫なのに!まぁ、行こっ!
門から出ると、私は紅音の手を引き歩き出した。
やがて学校に着くと、既に雪奈と綾がいたので、2人の方へと向かう。
鈴木 綾
おはよう。
広瀬 雪奈
桃香、おは〜っ!
桐山 桃香
おはよ!ねぇ、紅音も私達のグループに入れてもいいよね?
八神 紅音
あ、桃香、私は…
2人にあまりいい印象が無いのか、紅音が困ったような表情をする。
その言葉に雪奈が紅音が不登校になる前のことを思い出したのか、少し眉を下げ…
広瀬 雪奈
えっと…八神ちゃん。
八神 紅音
は、はい。
広瀬 雪奈
あの時はあんなことしてごめん!
八神 紅音
えっ?
突然の雪奈の謝りに紅音が戸惑う。
広瀬 雪奈
いや〜、考え直したんだけどさ。八神ちゃんもこのクラスに馴染もうと頑張ってたんだなって思って…
八神 紅音
いやいや!私が周りの空気読まないで発言したせいでもあるし!
鈴木 綾
ううん、沙月が我儘過ぎただけだよ。私も紅音ちゃんは悪くないと思う。不登校になるようなことしてごめんね。
広瀬 雪奈
もし良かったら、これからでいいから仲良くしてくれないかな?
横目で紅音を見ると、まだ驚いた表情を浮かべていたが、やがて笑うと…
八神 紅音
勿論!まだ分からないことがあるから教えてよ!
鈴木 綾
うん!
広瀬 雪奈
もちだよ!
嬉しそうに笑う紅音を見て、私は安心する。
これなら、大丈夫そうかな。
八神 紅音
そう言えば、沙月ちゃんとめぐみちゃんは?仲良くなかった?
桐山 桃香
あー、沙月は謹慎処分受けてる。
八神 紅音
えっ!?何があったの?
広瀬 雪奈
何か沙月、メイドカフェで働いてたみたいでその写真がバレただけで、昨日大暴れしたんだよ〜。
八神 紅音
バレたってなんで?
鈴木 綾
さぁ、沙月の机の中。あと、メールとかでも写真が回ってきたよね。
桐山 桃香
うんうん。
八神 紅音
それって…
紅音がそこまで言って口を閉じる。
きっと"いじめ"だと言いたいのだろう。
紅音は派手とは言えない。
どちらかと言うと、クラスに1人はいる平凡で普通な女子の部類に入る3軍。


一応、紅音は私のグループで動くけど、クラス全体で見ると、3軍かな…。
そんなことを思いながら、私は会話に混ざる。
紅音は少し困ったような表情をしていたが、4人の中では1番地位は低いから何も言えない。
歯向かわないのが一番だよ。
紅音のためにもね…。
1週間後。
謹慎処分が終わった沙月が学校に来たけど、誰も話しかけようとはせず、一人ぼっちになっていた…。