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第44話

正論
峰本 沙月
は?
一ノ瀬 穂花
だから、やめなよって。
めぐみを落とそうとしたのを邪魔したのは正義感の強すぎで5軍になった穂花だった。
峰本 沙月
別にmeuがめぐなのか聞いてるだけでしょ?
一ノ瀬 穂花
私から見たら本郷さんは聞いて欲しくないようにしか見えないけど。
うん、聞いて欲しくないだろうね。
周りから絶対にしなそうなイメージが強いめぐみがあのmeuだったら大笑いだもん。
そんなことを思いながら、黙って2人を見る。
峰本 沙月
一ノ瀬には関係ないから。
一ノ瀬 穂花
でも、それで本郷さんが嫌がっているのにしつこく言うのは十分いじめになってると思う。
峰本 沙月
はぁ?あんた、何様のつもり?
反論し続ける穂花にイラつきを覚えた沙月がキッと睨みつける。
それでも、穂花は屈しない。
一ノ瀬 穂花
何様でもないわ。私はただ自分の意見を言っているだけ。私から見ると、峰本さん達は間違っていると思う。
"達"という単語から私も穂花のいう"間違っている"に入っているだろう。
まぁ、周りから見て間違ってても、私から見たら、これが正しいから何でもいいけど。
一ノ瀬 穂花
そんなの続けてたら…絶対に後悔しかしない。
沙月が何も言い返さない。
黙って穂花を睨みつけているだけ。
それは何故か。
穂花が正論だからだ。
私はただ話のきっかけを教えただけ。meuがめぐみと言い出したのは雪奈だし、そこから尋問を始めたのは沙月。
ネイルが残っている、っていう嘘は私だけど、そんなのは冗談って言っとけば済む話だ。
沙月は複数で1人を標的に。
私は1人で複数を標的に。
だから、私の下剋上はおかしいことなんてない。
峰本 沙月
あーあ、あんたのせいでマジで頭が爆発しそうなくらいイライラするわ。もういいよ、いこ。
少しの沈黙を挟んでの沙月の言葉で、私達はめぐみから離れた。
その日の放課後、私は駅近くのファミレスで琉依と柚稀と会っていた。
如月 琉依
とんだ災難だったな、桐山。
空閑 柚稀
まさかあそこで一ノ瀬ちゃんが正論ぶつけるとは思わなかったねぇ…
桐山 桃香
ほんとだよ…
如月 琉依
1年の時も一ノ瀬とクラス同じだったけど、あんな感じだったよな?
空閑 柚稀
正義感の溢れるいい子って感じだね。
桐山 桃香
せっかく、めぐみが落ちそうだったのになぁ…
如月 琉依
落ちただろ。
桐山 桃香
え、嘘。
如月 琉依
ほんと。
空閑 柚稀
写真あるよ〜
そう言い、スマホを取り出した柚稀が私に見せたのは、めぐみの泣いている写真だった。
如月 琉依
あの後、本郷のやつ泣いたんだ。
空閑 柚稀
あれは傑作だったね。
桐山 桃香
と、いうことは…
如月 琉依
本郷を落とすには十分のダメージを与えることが出来たってことだな。
面白かったのか少し笑う琉依。
桐山 桃香
やった〜!!あと少し!!!
思わず嬉しさに大声を出して、周りの視線を集め、私は慌てて口を塞いだ。
空閑 柚稀
嬉しいのはいいけど、あまりはしゃぐと周りの視線と桃香ちゃんの計画もバレちゃうと思う…
苦笑いを浮かべた柚稀。すると、スグに…
空閑 柚稀
そういや、次の標的は誰にするの〜?峰本?ゆっきー?綾ちゃん?
勿論、決まっている。
ついにメインディッシュだ。
桐山 桃香
次の標的は…峰本沙月だよ。