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第28話

山奥に…
女の子
着いたー!
空閑 柚稀
久しぶりに来たなぁ〜…。
しばらく歩いた山奥。
琉依と柚稀と子供達が建物に入って行く。
山の奥にひっそりと建っていたのは…1つの孤児院。
桐山 桃香
孤児院なんかあったんだ…
鈴木 綾
孤児院って何?
桐山 桃香
え、綾、知らない?
鈴木 綾
うん。
言われてみればそうかもしれない。
綾はどちらかと言うとお金持ちだから、こんなとこなんて気にもとめない可能性がある。
桐山 桃香
孤児院って言うのはね、親がいなくて引き取り先が無い子とか捨てられちゃって居場所の無い子が住む場所。ここで里親を探したり、大きくなるまで育てたりするの。
鈴木 綾
へぇ!じゃあ、あの子達って全員親御さんがいないってこと?
桐山 桃香
そうなるね。
鈴木 綾
可哀想に…。
綾が分かりやすく眉を下げる。
すると、私達が入口で話していたのを見たのか職員の女性が私達に近付いてきた。
女性
あの…どうされました?
私は綾とパッと顔を合わせる。
そして、綾が咄嗟に…
鈴木 綾
あ、わ、私達、如月さん達の友達で、いつも先に帰っちゃうから何をしてるのかが気になっちゃって…!
桐山 桃香
それで着いて来ちゃったんです!
女性
あ!そうだったの?なら、早く言ってくれれば案内したのに…
そう言い、女性は優しい笑みを私達に向ける。
どうやらこの嘘を信じてもらえたようだ。
桐山 桃香
教えてもらってもいいですか?
女性
ええ、いいわよ。
鈴木 綾
でも…2人には内緒にしてもらってもいいですか?意外と恥ずかしがり屋なので…
女性
分かったわ。じゃあ、着いてきて。
すると、中に案内されて、談話室と書かれた部屋に連れて行ってくれた。
白くて薄い、でも中は見えないカーテンがあって、その奥からは楽しそうな子供達の声が聞こえる。
鈴木 綾
元気そうですね!
女性
元気過ぎて困ることもあるけどね。
そう言って、少し苦笑いを浮かべる。
桐山 桃香
えっと…
井上 澪里
あ、自己紹介が遅れちゃった。私は井上いのうえ澪里みさと。ここの院長、24でそんなに歳も離れていないだろうし気軽に話してね。
桐山 桃香
私は桐山桃香で…
鈴木 綾
鈴木綾って言います!
桐山 桃香
あの澪里さん。どうしてこんな山奥に孤児院があるんですか?
井上 澪里
あー、ここら辺は建物が多いでしょ?だから、こんな山奥にしか建てる場所が無かったのよ…。
「ちょっとお金がかかっちゃったんだけどね。」と言い、澪里さんが少し笑う。
井上 澪里
それでも、身寄りのない子供達がいると思うと頑張ろう!ってなってね。
鈴木 綾
それで出来るなんて凄いです!
井上 澪里
ありがとう。でも…
桐山 桃香
でも?
井上 澪里
ここに孤児院を建てた時、この山ごと購入したの。広い土地が減りつつある今どき、この山を売ってと言う人が多くて…
澪里さんが困ったように眉を下げる。
井上 澪里
特にしつこい人がいるからその対応に困るのよ…
すると…
ガララッ!!!
女の子
澪里せんせっ!!
井上 澪里
どうしたの?
ボールを持った女の子が慌てた様子で部屋のドアを開けた。
そして…
女の子
怖いおじさん達が来たよ!!