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第102話

千代瀬の二大祭り
5時間目、学級委員である潤と倉科君が教室の前に立ち、「学園祭」と大きく書いた。
坂上 潤
えーっと、これから二大祭りの一つ!学園祭の出し物の話し合いをします!
女子
イェーイ!
男子
えー、何やんのー
三室 弥生
二大祭りって?
倉科 拓哉
あ、三室と柚稀は知らないか。二大祭りはこの千代瀬高校で1番盛り上がる行事で学園祭と体育祭のこと。2週間後に学園祭、でそのさらに2週間後が体育祭。
すると、諦めきったのかウィッグを片手でクルクルと回し、化粧を全部落とした柚稀がクレームを入れる。
空閑 柚稀
11月下旬に体育祭?冬じゃない?
坂上 潤
そうなんだよねぇ…寒いけど、みんなの熱気が強いからスグに暑くなるよ!
三室 弥生
さっむ〜…
坂上 潤
取り敢えず、今は学園祭!まずは実行委員男女各1名!やりたい人〜?
みんな、やりたくないに決まっている。
そんなことを心の中で思っていると、やっぱり誰も手を上げる人はいなかった。
ここは好感度上げるためにやった方がいいかな?
やりたくないけど…
三室 弥生
潤!誰もいないなら私やるよ!
坂上 潤
ほんと!?弥生、ありがとう!ほら、あとは男子だけだよ〜
「学園祭実行委員」と書かれた黒板に私の名前を書きながら声をかける。
すると…
燎 颯斗
ここは学級委員をサボる人が挽回のためにやったらいいと思います!
男子
おっ、それいいな!
倉科 拓哉
はぁ!?
月城 楓
たまには仕事しろ。
坂上 潤
えっと〜…どうする?
その時、倉科君が一瞬だけ柚稀の方をチラ見した。
柚稀は椅子を楓の方に向けて一緒に絵を描きながらも話し合いを気にしている。
燎 颯斗
ほら、ここでやったらカッコイイぞ!
倉科 拓哉
……分かった、やるよ…。
坂上 潤
じゃあ、実行委員は弥生と倉科君ね!
三室 弥生
え…
これって私が妬まれる可能性…。
…いや、私は1軍。妬まれても沙羅や凌久、徹がいる限りは安全が保証されるから大丈夫。
夕凪 沙羅
弥生!実行委員なんて偉いじゃん!
三室 弥生
だって、誰もやらないんだもん。
夕凪 沙羅
放課後の居残りが多いからね〜
三室 弥生
頑張る…
夕凪 沙羅
がんばっ!
倉科 拓哉
次、出し物。なになに…「今年は今注目を集めているInfinity劇団の漣悠翔と無名役者空閑柚稀が千代瀬にいるということ、千代瀬の学園祭が有名だからロケがある。どうせなら、漣のクラスに勝つやつを考えろ。喜べ女子、ロケにはあの高坂隼樹も来るぞ。」ってのが先生の伝言。
女子
えっ、嘘!!!
女子
隼君がロケでここに来るの!?
女子
生隼樹じゃん!!!
女子
ちょっ、真面目に考えよ!
倉科君が読み上げた先生の伝言の内容に女子達が目を輝かせる。
「高坂隼樹」は私も知っている。
大人気アイドル兼俳優で今1番人気、賞だって沢山受賞してる。
握手会には何時間待ちの列を作るほどだ。
三室 弥生
千代瀬って凄いね。
篠田 徹
結構、取材とかロケとかあるよ。まず千代瀬の生徒は全員そういう写真とかテレビに映ってもOKっていうのを許可してるから。
三室 弥生
へぇ!流石って感じ!
夕凪 沙羅
部活も強い、勉強も強い、世間への顔も強い!それが千代瀬高校!
坂上 潤
続き話すよ!と、言っても1年の漣君のクラスに勝つようなものってどんなのだろう…
空閑 柚稀
あのー、さっきの伝言に何で私の名前が入ってるんですかー?
倉科 拓哉
テレビ見てないのか?
空閑 柚稀
朝は結依と玲依の世話、夜は部活のことで忙しいから。
倉科 拓哉
Infinity劇団は元から人気で有名だったけど、さらに今回の劇でスポットライトを浴びてるんだ。
空閑 柚稀
何で?
倉科 拓哉
助演が当日まで名前が伏せられ、いざ公演が始まると助演はまさかの無所属無名役者。で、あのクオリティだったから、これだけ条件揃えば十分だろ。
空閑 柚稀
………そっか。
曖昧な表情を浮かべた柚稀だが、スグに笑うと「話遮ってごめんね」と潤に言った。
坂上 潤
気にしないで!それで何かいい案がある人いるかな?
夕凪 沙羅
はーい!
坂上 潤
おっ、沙羅!なになに?
夕凪 沙羅
もう男女転生カフェにしよ!
坂上 潤
どんなの?
夕凪 沙羅
みんな似合う服装にするの!
坂上 潤
どういうこと?
夕凪 沙羅
みんなで1回着せ替え会やってね、男子も女子も男女制服を着て、似合った方でカフェのときの服を決めるみたいな感じ!
坂上 潤
あー、男子の中でも女装似合った人は当日メイド服みたいな?
夕凪 沙羅
そうそう!
篠田 徹
…ほぼ男子の中で女装が似合うやつを探すだけじゃね?
夕凪 沙羅
でも、面白さで人気あるんじゃない?徹は何かいい案ある?
篠田 徹
ない。
坂上 潤
他に無いならそれでいいかなぁ…
女子
いいんじゃない?
男子
もうそれにしようぜ!
男子
はぁ!?女装だぞ、女装!!
男子
もうやっちゃおうぜ!
賛同の声が上がり、そのまま決定してしまった。
別に私が何かなるとかじゃないけど…
燎 颯斗
決まったなら、もうやろうよ!
男子
おっ、そうするか!
燎君の意見で5時間目のあまりは男女制服交換で本番の服装を決めることになった。