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第128話

揺れ始めた2代目女王様
???
我慢。
ふいに教室の中の誰かがそう言った。
バキッ…バキ……ベキッ!!!
三室 弥生
え…
夕凪 沙羅
はっ…う、嘘…?
女子
ゆ、柚稀ちゃん…?
男子
マジかよ…
八代 琉希
あ〜あ…もうさぁ…。
みるみるうちに柚稀の顔は真っ赤に染まっていき、耳まで赤くなっていく。


そんな柚稀の拳の先は天板を真っ二つに割って、物を入れる鉄の部分に穴を開けた机に向いていた…。
空閑 柚稀
やっば…。
倉科先生
柚稀ちゃん!?机を壊したってどういうことしたの!?
井上先生
うっわ、こりゃ…凄いことに…
他の生徒が呼びに行ったのか、担任の倉科先生と副担任の井上先生が駆けつけて、固まる。
空閑 柚稀
えっ、あー、ちょっと怒って机殴ったら何か…壊れたっていうか…。
本当に殴っただけで壊したから、説明の語尾がどんどん小さくなっていく。すると、ばっと顔を上げ…
空閑 柚稀
…本当にすいませんでした!
倉科先生
もぉ…詳しいお話を聞きたいから取り敢えず、こっちにおいで?
空閑 柚稀
はぁい…
倉科先生
井上先生、5時間目の体育。全部任しちゃって大丈夫ですか?
井上先生
問題ないです。
倉科先生
じゃあ、お願いします。ちょ〜っと、これはやりすぎかなぁ…
八代 琉希
先生、先生。
倉科先生
どうしたの?
八代 琉希
その前に保健室送りにした方がいいと思いますよ。あの子、熱出てると思うんで。
倉科先生
え、熱?
井上先生
そう言われてみれば、顔が赤いけど…
空閑 柚稀
いやいやぁ、思いっきりやらかしたことが恥ずかしいだけで…っ……
あはは、と少し自分自身に呆れた笑みを浮かべながら廊下に向かう柚稀だったが、いきなり足元がふらつき近くにいた楓がスグに支える。
八代 琉希
どう?
月城 楓
…アウト、全く気付かなかった。
燎 颯斗
いや、今さっき出たんだよ。
月城 楓
今さっき?
燎 颯斗
昔から変な体質でさ〜、普段は冬でも熱とか出さないくせにキレた後にだけ何日間か高熱出すんだよね。きっと、それほど何かに怒ってたんじゃない?
燎君がチラリと沙羅を冷たい目で見ると、ぐったりとした柚稀を支える楓に「代わるよ」と言い、柚稀を持ち上げると「詳しくは俺が話しますよ」とだけ言い残していなくなった。
それを追いかけ、倉科先生も去る。
クラスの人達は驚きが残りながらも体育の授業の為に移動を始めていた。
そして、一連の様子を見た私は小さく呟く。
三室 弥生
…これは沙羅が落ちるかなぁ……
柚稀と燎君は完全に沙羅を敵視している。
そして、倉科君自身も恋愛感情なんてもう0。


倉科君さえ離れれば、もう落ちたも同然。
クラスに見捨てられて、千棘と同地位へ落ちる。
もしかしたら、そのおかげで千棘の地位Up?
でも、千棘は優しくなったから大丈夫そう…
となれば、ついに私の番だ。
前回はここで終わったからあとはずっと地位を守り続ければ私の時代はずっと……
三室 弥生
ふふっ
篠田 徹
いきなり笑うなよ、怖いな。
三室 弥生
だって、凄い楽しみなことが出来たんだもん。
篠田 徹
へぇ、どんな?
三室 弥生
物凄い待ち望んだこと!
篠田 徹
そっか、良かったじゃん。
三室 弥生
うん!