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第69話

定期試験
死ぬような強化合宿が終わり疲れを取っていると、スグに本番の試験日がやってきた。
三室 弥生
あぁぁ〜……。
坂上 潤
弥生…大丈夫?
試験が終わり、机で頭を抱えていると、少し苦笑いを浮かべた潤が私のところにきた。
三室 弥生
疲れた…。
坂上 潤
テストは?
三室 弥生
あんなに勉強させられたから、解答用紙はほぼ埋まったよ…。
坂上 潤
それは良かった。
そんなことを話していると…
榎本 凌久
おい。お前、カンニングしただろ。
男子
え…?
凌久が男子に詰め寄る。
男子は確実に図星を指された顔をした。
男子
そ、そんなこと…
榎本 凌久
なら、そのブレザーのポケットの中身見せろ。
男子が何かを言う前に、琴葉が動いた。
矢野 琴葉
さっさと出しなよ。
琴葉は男子のブレザーのポケットに手を入れると、小さな紙を取った。
矢野 琴葉
あれ?これって何だろ?難しい漢字とか公式とか書いてあるね。
スマホを片手に動画を撮りながら、ニヤニヤと笑い紙をひらひらさせる琴葉。
普段なら目立たないのに…
そこで腹黒な部分を見たような気がした。
榎本 凌久
うっわ、カンニングとか。先生に言ってやろうかなぁ?
男子
そ、それだけはやめてくれ!!!
父さんに今回のテストで全教科点数を上げないと、部活をやめさせられるって言われて…
八代 琉希
なら、いつものやつじゃね?
榎本 凌久
ああ、そうだな。
凌久が筆箱からカッターナイフを取り出し、机の上に置いた。
榎本 凌久
選べ。土下座かこれで手首を切るか、それとも、カンニングのことを先生にバラされるか。
楪 千棘
凌久ったらこわ〜い。
と、言いながらも面白さにニヤける千棘。
男子は弾かれたように床に正座した。
そして、頭を床に着けて…
男子
本っ当にごめんなさい…。お願いですから先生には言わないでください…。
榎本 凌久
しょうがねーな。言わないでやるよ。
鼻で笑い、男子の頭を足で1回踏みつけると、去れと言うように手で男子を追い払った。
少し悔しそうにしながら、男子はいなくなる。
三室 弥生
ねぇ、潤…。いつもなの…?
坂上 潤
うん…。何かある度にああやって三択を出すの…。みんな、怖がっていて土下座を選んでるよ…。
三室 弥生
酷い…。
暴力団総長、榎本凌久。
やっぱりクラスでも武力行使ってわけね…


私は共学ならばでの地位の付き方をそのとき、少しだけ学んだのだった。















定期試験が終わったことにより、部活が再開。
来週の大会に向けての練習が始まった。
まぁ、赤点だとスタメンでも出られないけど…。
その日の帰り、久しぶりの練習に疲れたから、早く帰ろうとしたとき…
夕凪 沙羅
あっ、弥生〜!
三室 弥生
どうしたの?
夕凪 沙羅
試験、終わったしさ。Infinity劇団の練習見に行く日決めようよ!
三室 弥生
あ!そうだったね!いつにする?
夕凪 沙羅
う〜ん…明後日にしよっか。明日には試験の点数発表あるから、テスト直ししたいし。
三室 弥生
え、そんなに早いものだっけ。
夕凪 沙羅
千代瀬はスピードだからね〜。一日で丸つけ終わるよ。
三室 弥生
凄っ!
夕凪 沙羅
あとあとー!弥生は柚稀ちゃんと悠翔君のカップル説聞いたことある?
あぁ、沖縄で怜央が言ってたやつね…。
三室 弥生
うん。クラスの人から聞いた。
夕凪 沙羅
ついに私はその証拠を掴んでしまいました〜!
三室 弥生
えっ!?本当に!?
"証拠"という言葉に私は過剰反応を起こす。
「落ち着いて」と言うと、沙羅は私にスマホを差し出し、1枚の写真を見せてくれた。
それは帽子を目深に被る悠翔君と柚稀が一緒に雑貨屋さんで仲良く話している様子。
三室 弥生
付き合ってるって本当だったんだ…。