第3話

♔︎ THREE.
368
2020/03/19 16:11
さとみ.
さとみ.
あなた…!行こうっ、


さとみは私の腕を掴んで離さない.




家から少し離れた公園まで着くと
さとみは口を開いた.




さとみ.
さとみ.
なにがあったッッ、いつからなんだ、?
あなた

いつからかは分からない、
物心ついた時から…かな、

さとみ.
さとみ.
どうして俺を頼ってくれなかった?
俺じゃ頼りない?
幼なじみじゃんか…、
あなた

…っ、ごめん、






少し沈黙が続いてさとみが言った.
さとみ.
さとみ.
あの家に…帰るのか、?


…っ、正直嫌だ.

あの家に帰るなんて、




いっそ、死んでしまいたい…




でも、そんなことできるはずないからさ、
あなた

うん、そうするしかないからさっ、
助けてくれてありがと、

あなた

少し落ち着いたら家に帰るよ、
さとみも早く帰んな、風邪ひいちゃう、

さとみ.
さとみ.
…はぁ?正直嫌なんだろ?
帰りたくないんだろ?
さとみ.
さとみ.
正直に言えよ、頼れって、
やばいっ、泣いちゃうよ…




そんなこと言われたら、
あなた

…かえ、りっ、たくっ、ないっ、(泣)

さとみ.
さとみ.
…よくできましたっ





☁  ☁  ☁  ☁  ☁  ☁  ☁




NEXT.

プリ小説オーディオドラマ