第3話

第二話
37
2021/07/28 07:04
引っ越すことができて、荷物を運んだ
カナも祐希も手伝ってくれて嬉しかった
祐希
祐希
じゃあなー!
カナ
カナ
バイバーイ
大輝
大輝
ん、ありがとう
これから充実した大学生活をおくろう。











引っ越して数日後ーーーーーーーーーー
大輝
大輝
んー……
完全に予定が空いてしまった。

カナは彼氏とデート、祐希はバイトらしい
大輝
大輝
寝るか…
好きなアーティストの新曲も全て聞き終わってしまった
寝ようと目を閉じた、その瞬間
少女の幽霊
少女の幽霊
ヒョコッ
大輝
大輝
…!
大輝
大輝
完全に気配を感じてしまった
霊感があるかわからないがとにかく感じてしまった
少女の幽霊
少女の幽霊
ピョンピョン
気づいていないかチェックするかのように跳ねる
少女の幽霊
少女の幽霊
トテトテ
大輝
大輝
……
俺の周りをぐるぐる回っている
薄目で見てみた
少女の幽霊
少女の幽霊
…失敗した。完全に目があってしまった
少女の幽霊
少女の幽霊
ジー
大輝
大輝
バレたか?
さっきより薄くして見る
少女の幽霊
少女の幽霊
パクパク
何か口パクをしている
少女の幽霊
少女の幽霊
『き』『ず』『い』『て』『る』『で』『しょ』?
大輝
大輝
あ、バレてる
観念して起きた。

何かされたらたまったもんじゃない
大輝
大輝
…誰?
少女の幽霊
少女の幽霊
パァァァ!
話しかけると凄い笑顔になった
少女の幽霊
少女の幽霊
キョロキョロ
俺の部屋を見渡した後、メモ帳から紙を一枚破った
幽霊っぽい。
幽霊でもものを取れるのか
少女の幽霊
少女の幽霊
カキカキ
何かを書いている


小さい子が書いた字なんて、大体は読めないだろ



そう、思っていた
少女の幽霊
少女の幽霊
ピラッ(紙を見せる)
大輝
大輝
とても字が綺麗だった
絶対習字を習っていたのだろう
少女の幽霊
少女の幽霊
【かりんです!】
大輝
大輝
かりん…?
ズキン
大輝
大輝
ッ…!
頭が…痛くなった
俺は…何かを思い出そうとしている
いや…
そんなわけない
大輝
大輝
…誰だ?
俺は知らない
誰だ
少女の幽霊
少女の幽霊
ッ!
一瞬悲しそうな顔をしていた
だが、俺は知らない
少女の幽霊
少女の幽霊
…ニコッ
また笑顔に戻り俺の部屋を見回していっていた
少女の幽霊
少女の幽霊
ジー
壁にかかっている絵や花瓶をずっと見ている
大輝
大輝
…おい、かりんとか言う幽霊
少女の幽霊
少女の幽霊
クルッ
少女の幽霊
少女の幽霊
パァァァ!
名前を呼ぶと凄い笑顔になった
大輝
大輝
なんでここにいる?
少女の幽霊
少女の幽霊
少女の幽霊
少女の幽霊
カキカキ
またメモ帳に書きはじめた
少女の幽霊
少女の幽霊
ピラッ
少女の幽霊
少女の幽霊
【名前よんだ!嬉しい】
大輝
大輝
…あ、そう?
少女の幽霊
少女の幽霊
ニッコニコー!
なんなんだ、この幽霊
ちょっとかわいいって思ってしまった
少女の幽霊
少女の幽霊
カキカキ
少女の幽霊
少女の幽霊
【これからもかりんって呼んでね!】
大輝
大輝
え…?あ、ああ。いいけど…
少女の幽霊
少女の幽霊
ニコー!
かりん…か
大輝
大輝
ってか、かりんって喋れないの?
少女の幽霊
少女の幽霊
コクコク
大輝
大輝
そうか…
とてつもなく会話しにくいな
まぁ、そのうちいなくなるか…
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見ていただきありがとうございました!

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