第12話

第十一話
18
2021/08/22 02:59
家に帰ると、かりんはとてもしょぼんとしていた
なんか…悪い。
大輝
大輝
…ただいま
かりん
かりん
クルッ
かりん
かりん
パァァァ!
かりん
かりん
コクコク!
大輝
大輝
そういえば、明日だっけ

幽霊のこと相談した神社に
かりんを祓うのは
大輝
大輝
…なんか、未練でもあるか?
かりん
かりん
かりんはこれを聞くと絶対に黙る
なぜだろうか、言いたくないのか?
大輝
大輝
…ま、いいや
大輝
大輝
明日は連れて行ってやる
かりん
かりん
大輝
大輝
分かったな
かりん
かりん
パァァァ!
かりん
かりん
コクコク!
…なんか、悪いことした気分だな














そして俺は寝る準備をした
かりんはまた大学に行けることが嬉しいのかウキウキしながら空を舞っていた
大輝
大輝
そういえばかりんが幽霊のらしく飛んだりするの初めて見たな…
そんなことを思いながら布団に潜った



















次の日




チュンチュン…
かりん
かりん
ピョンピョン!
大輝
大輝
…ん、ぁ〜
朝だ。


かりんが来てから何日目の朝だろう
もう1ヶ月は過ぎていた
かりん
かりん
『お』『は』『よ』『う』パクパク
今日も口パクで『おはよう』と伝えてくる
大輝
大輝
…おはよ
でも、今日でこれは最後なんだ。



俺は布団から起き、トーストを焼き始めた
眠気が残っている
かりん
かりん
クルクル〜
かりんはクルクル回ってトーストを待っている
今日でかりんの分のトーストを焼くのも最後だ。
大輝
大輝
スマホを開き、今日の天気を見る
テレビも付け、スマホの天気と比較しながら大体予測して傘を持っていくか決める


今日は午後から雨っぽいから傘を持っていった方がいいな














ジジジジジジジジジジ チンッ
かりん
かりん
ピタッ
かりん
かりん
パァァァ!
さっきまでクルクル回っていたかりんは動きを止めた
大輝
大輝
…っつ
危うく火傷しそうになりながら皿にトーストを置く
そこにバターをぬり、薄ーく砂糖もぬる


これで完成。
かりん
かりん
パァァァ!
かりん
かりん
パンッ
かりん
かりん
モグモグ
いただきますと言うように手を合わせて食べるかりん
俺も食べ始める
大輝
大輝
モグモグ
かりん
かりん
ニコッ!
美味しい!と言っているようだ




最近は何を言っているのか分かるようになってきてしまった
大輝
大輝
モグモグモグモグ
かりん
かりん
モグモグモグモグモグモグ
大輝
大輝
モグモグモグモグ
かりん
かりん
モグモグモグモグモグモグ
大輝
大輝
モグモグ…ご馳走様でした
かりん
かりん
俺は結構食べるのは早い方だ。
しっかり噛んでいるんだけどな…
かりん
かりん
アセアセ…モグモグ!
大輝
大輝
カチャン
置いていかれる!と思って急いでいるらしい
別に置いて行きはしないんだが…
かりん
かりん
モグモグモグモグ…ゴックン!
かりん
かりん
ビシ!
行こう!と言うように大学方面を指さすかりん。
まだ着替え終わってねぇっての。
大輝
大輝
ハァ…
かりん
かりん
ムッ!
そうして、大学に行く準備が終わって大学に行くことになった
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* 
ありがとうございました!

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