第10話

第10話
1,071
2020/07/25 00:18
侑李side





大ちゃんと圭人と3人で買い物を終えて帰ってきた。











あなたと涼介がいるはずのリビングからすごく楽しそうにおしゃべりする声が聞こえた。


涼介の笑い声が聞こえた。
知念侑李
え…
有岡大貴
どしたの?知念?
少し空いてたカーテンの隙間から見えた景色は…











僕の見た事がない景色だった
知念侑李
あれ…
有岡大貴
涼介とあなた?それがどうしたの?
岡本圭人
笑ってる
知念侑李
涼介が
 










涼介?なんか変なものでも食べたの?
有岡大貴
ほんとだ。
逆に心配になる。
知念侑李
涼介、通常運転じゃない
岡本圭人
逆に怖いくらい笑ってる
知念侑李
あなたと話してるってことだよね
有岡大貴
そうだよね。あの家にはあなたと涼介しか居ないはずだから











涼介と出会ってからしばらく経つけどあんなんになってるの初めて見た。












大ちゃんも圭人も驚きを隠せてない。
知念侑李
家に入っていくの申し訳ないな
有岡大貴
それな
岡本圭人
まぁ帰らないとご飯食べれないし、帰りますか?
知念侑李
そ、そうだね








ものすごい静かに家の中へ
山田涼介
おかえり
あなた

おかえりー!

そう出迎えてくれたのは、やっぱりいつもより機嫌のいい涼介と、平常運転のあなただった























みんなが寝たあとも涼介とあなただけは意気投合したのかなんなのか、リビングでずっと話してる














僕はあなたがいれば涼介を素直にさせることが出来るかもしれないと悟った

プリ小説オーディオドラマ