第3話

2話
501
2018/04/25 08:50
今から数十年前
あなた達15歳
あなた

そこの音程はもっと強くして!

友達
はい!
あなた

そこのところはもうちょっと伸ばして!

友達
はい!
友達
はぁ…はぁ…うっ…
あなた

大丈夫?保健室行こ!立てる?

友達
うん…ありがとう…
あなた

困った時はお互い様でしょ?みんなは今日は解散!

友達
はい!
あなた

お疲れ様でした〜

友達
お疲れ様でした!
あなたの学校では部活として「バンド」があった
当時「バンド」が大好きだったあなたはこの部活で部長としてみんなを日々成長をさせていた
厳しいが明るく,フレンドリーで優しく,上手くいったら褒める。部員からは大人気だった
このおかげで大会的なものは連続優勝。初世界大会にも行けるところだった











































だがしかし,
そう簡単にはいかなかった
保健室前の階段
あなた

大丈夫…

友達
あんたさ〜調子に乗らないでくれる?
あなた

え?私調子になんて乗ってない…

友達
あんたの人気なんてないから笑
ていうか人気のないあんたにボーカル取られるとか最悪。ねぇ。変わってよ
あなた

え…

友達
あんたよりあたしの方が歌上手いし〜あたしの方が人気あるから笑
後、部長も変わってよ
あなた

…やだ。あんたなんかに渡さない

友達
舐めたこと言ってんじゃねーよ
【階段から突き落とす】
あなた

え…嘘でしょ……

友達
ざまぁみろwww
【その場から去る】
この事があってあなたを突き落とした部員は退学
学校や世間。更には世界にも知れ渡りハンド部は廃部
世界大会にも…出られなかった
あなた

グスッ…なんでよ…グスッ…なんでなのよ!

あなたはずっと引きこもってしまった
学校に行けばあなたはクラスメートや元バンド部にいじめられた
そのため人間というものが信じられなくなった
大学1年生
高校は県外に行った。そして,とある大学から推薦され見事合格したため中学までと同じところに戻ってきた
あなた

…人間なんて…もう嫌。だけど…

ここは
あの〜…
あなた

はい。

ここは
もしかして…あなた?
あなた

ここは…

ここは
そうだよ!またこっちに戻って来たんだよ!
小学校の頃からの神友であるここはとの感動の再会




































だけど今のあなたにはその感動もなかった。むしろ…
あなた

何?私に関わらないで

ここは
え?どういうこと?
あなた

私は人間なんて大嫌いなの!すぐに人をいじめて人の人生を狂わす。そんな人間自体が大嫌いなの!だからあんたも大嫌い!

ここは
え?…あなたどうしたの?話聞くよ
あなた

私の気持ちなんて分かるはずのない人間になんて聞いてもらいたくない!

さぁや
どうしたんですか?大丈夫…
あなた

すみません。それではさようなら。もう二度と会いたくない

ここは
あなた…
さぁや
あなた?ってもしかしてあなたちゃん?
ここは
知ってるの!?
みきぽん
それはそうだよ。むしろ知らない子はいない!
ここは
なんで?
みきぽん
あなたちゃんはね…
はじめしゃちょー
みんな〜どうしたの〜なんかめっちゃざわざわしてるけど〜
としみつ
ここはと話してたやつ誰?
ここは
うちの神友
ジョージ
この大学の生徒だよな…
さぁや
あ!
はじめしゃちょー
なになに〜?
さぁや
もしかしてバンド界のレジェンドボーカルと言われているあなたちゃんじゃないかな?
としみつ
なんか中学生にして歌が上手すぎるで有名な?
さぁや
そうそう!だってあの子あなたちゃんにめっちゃ似てた!
ジョージ
見に行くぞ!!
全員
おおー!!

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