『 真央 』
『 礼央 』
どっちも央が入ってる…
出会ったのは、運命だったのかもね。
吉田さん。礼央さん。
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次の日。私はいつも通り学校に行った。
あ、れ。
吉田さんが来てない…?
何かあったらどうしよう…
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どこ、…
あと、は…屋上?
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ガタッ
フワァッ…
その時、強い風が吹いた。
私は…死ぬんだ。
…あれ、
抱きしめられながら…落ちて、…っ
グシャッ
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…てん、てき
私、死ねなかったんだ。
『 勝手に死ぬな 』
だなんて。
礼央だけには…言われたくないなぁ…っ
英里さん…!!英里さんは…どこに、…っ!?
だ、れ…?
私、のせい…だ…っ
ガララッ
私は遅れながらも着いていった。
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ねくすと
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。