今日は、神尾くんと一緒に菜柚のプレゼントを買いに行く日だ。
私が待ち合わせ場所に着くと、神尾くんが既に来ていた。
神尾くんの服装は、細い体型に合った、爽やかな服装で、外見の気配りからも、モテるんだなと感じた。
私達は、女子好みの雑貨店に入った。
そして、私達はお揃いのキーホルダーを探した。
私が見せたのは、カップル専用で、二つ会わせてハート型になるキーホルダーだった。
…神尾くん、あなたモテないわけがないでしょ。文武両道で、イケメンで、性格まで完璧…。
菜柚、お前は幸せ者だよ。
神尾くんが買い終わり、店を出ると、もう12時を過ぎていた。
私達は、近くにあったマックに駆け込んだ。
私達は、拳と拳を合わせた。
…と、まわりの人がなぜか私達に注目していた。
まあおそらく、神尾くんが超イケメンだから、注目してたんだろうな、と思った。
食べ終わって、店を出た。
私達は別れた。
今日は、初めて神尾くんとこんなに話したかもしれない。
そう思った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。