なぁ、淳太くん
なんや?
俺、もんちのこともめっちゃ好きやねん
ホンマの弟みたいに思っとる
…うん、それは痛いくらいに分かっとる
せやから、もんちが本気なら俺は諦めた方がええかとも思ったんやけど
《もう、遅いねん》
消え入りそうな声で照史が呟く
諦めるなんて、無理やって
ずっと考えても、それだけは出来へんくて
俺があの子を守りたいんよ
もう、あんな顔で泣いて欲しくないんよ
どっちも大事で、どっちも選べん
そんな照史の気持ちは痛いくらい分かる
俺かて、今がそうなんやで
あなたが他のやつを選ぶんいうなら、諦めんとって思うねんけど
そうやないなら、簡単には諦めきれんのよ
俺、サイテーやなぁ
照史の顔が泣きそうに歪んでて
その顔を見てたら、俺はどうするべきなんか
分からんくなりそうや
サイテーやないやろ、ただ好きやってだけやん
そうやん、ただ好きなだけ
照史も神ちゃんも…
…俺も…
《はぁ……》
照史は大きなため息をついて、半分ほど残ってたグラスの中身を一気に飲み干す
飲みすぎやないんか?
飲まな、やってられんねん
でも、淳太くんに話せて、ちぃっとは楽になったわ
悲しそうに笑う照史に
俺は何を伝えればええ?
黙って自分の心を隠すんは、何か違う気がすんねん
騙すのは簡単やけど、それは自分の信念に反する気がして、俺には出来ん
相方には嘘をつきとおない。
俺も聞いて欲しい話があるんやけど
俺かて、取られたくないんや
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