~あなた‘s side ~
そう言えば、神ちゃんに誘われたのって、明日で良かったんだよね。
何て思ってたら、神ちゃんからの電話。
家の住所を教える。
お洒落かぁ、何着てこう。
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次の日、神ちゃんは車で迎えに来てくれた。
神ちゃんが助手席のドアを開けてくれる。
…神ちゃんの運転する姿ってカッコいいな。
って、運転する横顔を眺めてた。
神ちゃんが連れてきてくれたのは、郊外のショッピングモールだった。
わけもわからずに、神ちゃんの後をついていく。
神ちゃんが連れてきたのは化粧品のコーナーで
神ちゃんがお店の人と話してる。
色々と注文をつけた後
って、私を椅子に座らすと、どこかへ行ってしまった。
メイクが終わった頃、神ちゃんが戻ってきて
って褒めてくれた。
確かに鏡の中の自分は自分じゃないみたい。
使った化粧品を一式、神ちゃんが買ってくれて
って、私の手を繋いで歩き出す。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!