俺は兄貴に出会うまでは
正直どうしようもないやつやった
仕事も長続きしない
女にも逃げられる
喧嘩もする
両親が家にほとんどいなかったので
やりたい放題だった分
その反動が巡り巡って
その時はかなりしんどかった
焼け酒して道端でぶっ倒れてた俺を
兄貴が見つけて『俺のとこに来ないか?』
って言ってくれた時、希望の光を
見たような感覚やった
俺は先代と兄貴の喧嘩は見ていないし
兄貴が頭になってからのSnowManしか
知らないが、先代がいた時からの
ルールや仲間を守っている兄貴を
すごいと思っている
兄貴に
『佐久間とSnowManの切り込み隊で
先陣を切って闘え
お前の力はすごいけぇ』
そう言われた瞬間
この人に一生ついていくって決めてん
俺を見つけて助けてくれた
兄貴をSnowManを守るため
切り込み隊として闘っていく
いつか見つめてもらった
恩返しができるようにー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。